クワガタが使える場所が増えた!
テアトル新宿の大打ち上げが終わり、すぐ大阪の西成で緑茶と佐伯の過去作品の上映が終わりました。3本の映画を並べてみてみたのですが、今の『ロマンチック金銭感覚』になるまでの道のりを見ているようで、全て繋がっているようでした。
本日は『ロマ金』の中で生まれた地域通貨『クワガタ』の使えるお店がまた増えましたのでそちらを紹介いたします!
京都がメインの地域通貨のつもりで作りましたが、なんと今回は新宿で使えます!その名もBar DUDE(Xのアカウントに飛びます)
こちらは映画好きの集まるお店。友人である牛丸夫妻の経営するbarです。
牛丸亮監督は緑茶と10年前、映画『おんなのこきらい』で共演してからの仲なのですが、しばらく会っていない間に、お互い考えていることが近いことが明らかになりました。
『ロマ金』のテアトル新宿の公開初日にはトークゲストとしても来てくれました。彼の映画『ロマンチック金銭感覚』に対するコメントはこちら
彼は映画クオリアを監督してます。
映画『クオリア』はどんなお話かというと・・・
養鶏場を営む一家が織りなす奇妙な人間関係をシニカルに描いたブラックコメディ。俳優の牛丸亮が長編初メガホンをとり、「劇団うつろろ」が2021年に上演した同名舞台を映画化した。
とある田舎町で養鶏場を営む田中家に嫁いだ優子は、義姉の里実にいびられながら慎ましい生活を送っていた。ある日、優子の夫・良介と不倫関係にある渡辺咲が、養鶏場の住み込み従業員の面接を受けるため田中家へやって来る。面接を担当した優子は彼女が夫の不倫相手だと気づかぬまま採用を決めてしまい、一家と咲は奇妙な共同生活を送りはじめるが……。
というような内容。現在はイオンシネマ豊田KiTARAにて上映中です!
私の『クオリア』に対する感想はこちら
映画の巨匠ルイス・ブニュエルの『皆殺しの天使』を観た時、あり得なさそうなシチュエーションなのにあり得そうと思ってしまう奇妙さがあった。誰しもが酔っ払ったら帰れなくなるリアリティをしっかりと入れながら、不条理さも描き切る。観客の心に様々な質感を残し、尚且つ笑わせる高度さがあると感じた。牛丸亮監督が描く『クオリア』も共通点がある。いたって普通の養鶏場を舞台にどこかおかしい登場人物が描かれるが、それぞれのキャラクターが持つテーマというものが社会に密接に絡んでいることが次第にわかってくる。ふと、牛丸くんは「現実」を描きたいのだなと気づけた。事実は小説より奇なりというが、この映画には無視できない社会問題が皮肉たっぷりに描かれている。それこそ『ロマンチック金銭感覚』と通ずる感覚。
鋭く愛のある形で観る人の脳裏に焼き付ける映画だった。
という感想です。(笑)
『ロマ金』とも通ずる社会風刺的な視点もあり、いろいろな問題に気が付かせてくれる。そんな映画を作る彼は自分のお店で使ってもいいよって言ってくれました。
そんなクワガタって何???とお思いのかたもたくさんいらっしゃると思います。その謎は映画『ロマンチック金銭感覚』をどうぞご鑑賞ください!
テアトル梅田で9月20日、24日、26日の3日間、20:30〜レイトショー!
連日トークイベントも開催!是非ともチェックしてね!!
また明日も会いましょう!
りょくまゆ