就活が長引いたあの頃の自分へ
かつて新卒で就職活動を行なったとき、既卒就活も視野に入るくらいに長期化した。あのころの自分に「これやっとくといいよ」という助言するなら…という体で書いてみる。(書いててほぼ現在の自分へのブーメランになった)
仮説検証を知っておくといい
当時は「とにかく行動しよう!行動こそ正義」と考えていたから、行動しっ放しだった。だけど、行動だけ行なって成果が出ない場合は、「なぜ内定が出ないか」の仮説を立てて検証してく方が気が楽。
やみくもに作業をしていると「こんなに頑張っているのにどうしてうまくいかないの?」と気持ちがすり減る。答えがない事に取り組んでいくためには、仮説検証という方法もあるよ〜と当時の自分に伝えてあげたい。
目的を理解してから自己分析した方が良い
「就活といえばまずは自己分析」と行動するのは良いのだが、「どうして自己分析するのか」を理解できていないと、過去を振り返って楽しむだけの作業になってしまい、時間の浪費になる。
これは個人的な意見だが、「人よりも少ない行動で、より多くの成果が出せそうな事は何か」を知るために自己分析すると仕事選びが少しラクになると思う。「自分の努力ゲージMAXで頑張ってるのに、人の1/2の成果しか出せてない」と自覚するとしんどい。
しかし、学生時代の自己分析は正直無理があった。あの頃はボンヤリ生きてて分析できるエピソードがほぼ無かった事と、働いてみてようやく「こういう仕事やってみたいなぁ…」とか見えたので。学生時代にこういうことを知るためには、(遊び含めて)いろんなことを経験するか、早々に情報仕入れてインターンしないと難しいんじゃないかと思う。
容姿への投資をもうすこし…
何事も美男美女、雰囲気が良い人は物事がスイスイ進む。自分はあいにく「美男美女枠」ではなかったから、努力で目指せる「雰囲気が良い人枠」へ入ることを目指して行動できていれば良かった。
とはいえ、「雰囲気が良い人枠」に入るために何したらいいか分からんよ…と感じるかもしれない。そうなったら餅は餅屋ということで、専門の人へ助けを乞うことができたら良かった。
お化粧がよく分からないならば、お化粧セミナーみたいなところへ行ってみる。デパコス買うついでにお化粧を教えてもらう。スーツの印象がなんかモッサリしてるなぁと思ったら、スーツ屋さんでシュッとしたスーツを見つけるために行動する、とか。
この手のことをするためには、ある程度のお金が必要になる。お金がないから動けない場合は、お金を調達するか、諦めて海の藻屑となるしかない。
情報への投資ももうすこし…
「業界地図、読んだけどよく分からないし高いから買うのやめとこ」「就活本なんて読んでも読まなくても一緒でしょ」「SPIは勉強しなきゃいけないから大変だなぁ…」「ニュース読むの大変だし読まなくていいや」と思って情報を仕入れることを避けていた。
最低限の情報収拾をしないと勝負で勝つのは不可能なので、面倒であっても情報収拾はしっかり行なった方が良い。情報を取るためにお金を払ってもいいと思う。自分が知らないけど、知っておくと勝負に有利に働く情報があるかもしれないので。
もし「お金をかけてまで得る情報じゃなかったー!」と後悔するとしても、それは「お金をかけてまで得なくて良い情報を掴まないために今後どうしたら良いか」という自分の改善につなげることができる。無料のブログとかで良質な情報を発信している人が見つかればそこを見ればいいだろうし。
就活の頃に避けたことを、今に至るまでに全てやり直している。転職活動のときにSPIを勉強し直したし、今後の就職先の業界を選ぶために業界地図を買って基礎知識をつけはじめているし、良い流れの企業や業界に入りたいからニュースを見るようになったので。
「就職活動」という勝負におけるルールの理解
上記と被る内容となる。あとで大企業に内定した人と話す機会があって知ったのだけど、就活はルールの決まったゲームみたいなものらしい。だから、「どういう人材だと内定が出やすいか?」といった情報を仕入れて勝負に勝つための条件を調べられたら良かったかもね。
でもそんなこと知らんよね。情報を持ってる人が強い。
おわりに
無職を終える時に、ここに書いてある内容を反面教師に就活を頑張ろうと思う…ほぼブーメランなので…
当時の自分は人生でMAXのダークサイド落ちをしていたので、既卒就活にならず就職できただけでも褒めてあげたい。生きててえらい。