多次元、連続的なものの見方
多次元、連続的なものの見方
狂った判断をしないために
誤差のある情報を詰め込むと、狂った判断を繰り返す哀れな頭になる
白黒きっぱりという情報に注意
事実とは誤差のある情報のケースが多い
「多次元、連続的なものの見方について」
狂った判断を防ぐ根本対応の一つ
反対は、「単次元分極的な見方」
連続的な評価が多面的にできるように
人間、事実は実際は無限に細かく分けられる連続的な中間的レベルの中にある。
たとえ、言葉では両極的な状態のどちらかであるようにしか表現できなくても、完全にこうとか、絶対にこうという発言や報告はかえって用心が必要
信じる信じないも、それぞれの材料次第で、やや傾いているくらい
分極指向は誤差だらけ
割り切ることでむしろ、誤差をつけくわえていることになる
単純明快で非常に割り切れていることが知的だと思っていると
逆に、きちんとものを考えられない頭になっていく
分極的指向の主張を広めることは
大勢の人を貧弱で単純な考えに追い込んでしまう
扇動者が人々を集団として同じ方向に動かすのに利用することが多い
単次元分極的考え方は、楽という特徴がある
良いか悪いかだけを考える方が、大して頭を使わないため
人格的に固定されると、何をみても白黒に分類する怖いことになる
物事を、多次元、連続的にみる
物事は一般的に実態として多側面を持ち、連続性を帯びている
言葉などで、分極的な処理をするとき、伴う誤差に注意が必要
出典:「心の自立」著者:大和信春 出版: 明元舎 はる研究院