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与欣サイクルと与辛サイクル

考察とポイント

  • 与欣サイクルを意識的に回すことが、良好な関係と持続的な成功を生む。

  • 与辛サイクルは早めに断ち切り、相手への理解と謝罪を通じて修復する努力が必要。

  • ビジネスでは特に、顧客やチーム内での信頼を失わないために、与辛行動を避けることが重要。


与欣サイクル(喜びの循環)

概要

  • 他者に喜び(欣)を与える行為が、感謝や尊重を生み、結果的に自分にも喜びが返ってくるサイクル。

  • 相互にプラスの関係を強化し、持続的な良好な人間関係を築く基盤となる。

サイクルの流れ

  1. 与欣(喜びを与える): 他者に喜びをもたらす行為。

  2. 誘謝(感謝を引き出す): 感謝される。

  3. 受尊(尊重される): 他者から尊重され、大切にされる。

  4. 受援(支援される): 他者から協力や支援を受ける。

  5. 受欣(喜びを受け取る): 最終的に自分が喜びを感じる。


与欣サイクルの具体例

日常生活の例

  • 親切な行為:

    • スーパーで高齢者に買い物かごを運んであげると、「ありがとう」と感謝され、気持ちが良くなる。

    • 家族の誕生日に手作りケーキを用意し、喜ばれると自分も幸せを感じる。

ビジネスの例

  • チームサポート:

    • 部下の仕事を手伝い、納期に間に合わせることで感謝され、信頼関係が深まる。

    • 顧客のニーズを超えた提案をし、顧客から感謝されることで新たなビジネスチャンスが生まれる。


与辛サイクル(苦しみの循環)

概要

  • 他者に苦しみ(辛)を与える行為が、恨みや敵意を生み、結果的に自分にも苦しみが返ってくるサイクル。

  • 人間関係を悪化させ、長期的には自分にも大きな損害をもたらす。

サイクルの流れ

  1. 与辛(苦しみを与える): 他者に不快や負担を与える行為。

  2. 誘恨(恨みを引き出す): 恨みを買う。

  3. 受嫌(嫌われる): 他者から嫌われ、避けられる。

  4. 受害(害を受ける): 他者から報復され、困難に直面する。

  5. 受辛(苦しみを受ける): 最終的に自分が苦しみを感じる。


与辛サイクルの具体例

日常生活の例

  • 攻撃的な言動:

    • 電車内で大声で話し周囲に迷惑をかけ、嫌な顔をされる。

    • 家族に八つ当たりをしてしまい、冷たい態度を取られる。

ビジネスの例

  • 非協力的な態度:

    • 部下を不必要に叱責し、士気を下げた結果、離職率が上がる。

    • 顧客に無礼な対応をした結果、契約が解除される。


出典:「和の実学」著者:大和信春 出版:博進堂 はる研究院

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