ラムサール条約ってなに?(旅行業務取扱管理者試験・国内地理)
試験には、ラムサール条約に登録された場所が出題されることがあります。
ラムサール条約とは、湿地についての取り決めがされた国際条約のこと。
水鳥、渡り鳥の生息地であることが多く、生物の保護地区でもあります。
日本では約50か所が登録されています。
★試験回答のポイントは、条約に登録されている湿地地帯をとにかく覚えること。
例題)日本国内における世界遺産・ラムサール条約・国立公園に関する以下の設問について、該当する答を選択肢の中から1つ選びなさい。(過去の問題から引用)
a)伊豆沼・内沼
b)サロベツ原野
c)三方五湖
d)葛西海浜公園
<選択肢>
1)a、c
2)b、d
3)a、b、d
4)a、b、c、d
★正解は4番。
a~d全件、ラムサール条約に登録されています。
<ざっくり解説>
・伊豆沼・内沼は、宮城県にある2つの沼の総称。
白鳥、マガンなどの水鳥、渡り鳥が訪れます。
・サロベツ原野は、北海道の湿地。(表示写真)
隣接するサロベツ原生花園を合わせて覚えましょう。
・三方五湖は、福井県にある5つの湖の総称。
三方湖、水月湖、菅湖、久々子湖、日向湖。
・葛西海浜公園は、東京都にある人工干潟。2018年の登録です。
本日もお疲れ様でした。