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私が転職した時の話

ペット業界へ進んだ理由

ジブリの名作を観ていたら・・・

突然ですが、ジブリで一番好きな話が【風の谷のナウシカ】なんです。
その中のワンシーンで、ナウシカがキツネリスのテトに噛まれるシーンがあるのはご存知でしょうか。
そこでナウシカが、「怖くない怖くない」「怯えていただけなんだよね」とテトに声をかけ、テトがナウシカに懐くシーンがあります。
子供の頃にそのシーンを観た私はこう思ったんです。
「動物と心を通わせて、仲良くなる事ができる!」
今思えば笑ってしまうような話ですが、その時はまさに「わあああ✨」という感情でした。
この時から漠然と動物に興味を持ち始めました。


柴犬を飼い始める

それから何年か経ち、小学生の頃、柴犬を飼うことになりました。
私が小学4年生の頃から26歳まで生きていてくれました。
中学生で何となく自分の将来を考え始めた時、獣医になりたいと微かに思い始め高校へ進学。
そんな頭脳はなく(笑)、愛犬の皮膚が悪かったので治してあげたいという思いから動物看護師に憧れ、ペット関係の専門学校に入学しました。


専門学校での気持ちの変化

2年制の専門学校では毎日、主に犬について勉強に励んでいました。
看護のこと、ペットショップのこと、訓練のこと、そしてトリミングのこと。
そのほかペットアロマやパソコンなども勉強しました。
2年生になり動物病院へ実習に行っていたのですが、だんだん、病院での実習が苦痛に感じるようになっていました。
そして、トリミングの楽しさに気づきます。


トリマーへの第一歩

卒業後、プロトリマーを目指しトリミングサロンへ就職しました。
先ずは下積みとして、カットはさせてもらえずカットまでの下処理の日々。
いつかお客様のわんちゃんをカットできる日を夢見て下処理の技術を磨きました。
そのサロンに勤めて3年。
全くカットをさせてもらえませんでした。
一人でやっているサロンでしたので、オーナーの考えは、【お客様は私(オーナー)のカットを気に入ってくれているのがからカットは自分。それまでの準備は春美】という考えだったのでしょう。
トリミングの楽しさがわからなくなり、トリマーを辞めてしまいました。


全く異なる職種へ転職

そして次に就職したところは、トリマーどころか動物とは全く関係のない職種でした。
ですが、数ヶ月働いても、その仕事が全く楽しいと思えなかったんです。


転職して気づいたこと

楽しいと思えない仕事は続かず、すぐに辞めてしまいました。
しばらくお休みして就活スタート。
次の就職先はもちろんトリマーです。
数ヶ月ぶりにやるトリマー業はとても楽しくて、カットの技術もどんどん上達していきました。
そして、産休と育休を挟みましたが30代半ばになった今でも、パートでですがトリマーを続けています。
一度トリマーを離れて気づいたことは、トリマーは楽しい!ということ。
わんちゃんにトリミングサロンが好きな子ってあまりいないと思うんです。
(もちろん、喜んで来てくれる子もいます)
その子たちにどうやってサロンを好きになってもらうか、飼い主様に喜んでもらえる仕上がりになるか。
日々考えながら作業するのがとても楽しいんです。

終わりに

転職したことで、自分に合った好きな仕事を再確認することができました。
嫌な仕事を続けるより、好きな仕事のほうが楽しく続けられるんですよね。
もちろん、給料や休日や福利厚生など、自分の生活スタイルや譲れないところは人それぞれですが、仕事は嫌だけど働かなければいけない人が多い中、好きな仕事が出来るって幸せだなと感じました。
私の人生の中で価値のある転職だったと思っています。
現在、転職に悩んでいる方がいるかもしれません。
転職って、職場に辞めることを伝えるまでの緊張や転職先を探すなど、とても労力のいることですよね。
その労力を考えてしまうと、わざわざ転職しなくても・・・と諦めてしまう人も多いかもしれません。
この記事を読んで、明るい未来のために一歩を踏み出す勇気を与えることができたなら幸いです。

長文を読んでいただき、ありがとうございました。


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