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ウィーン旅行②シェーンブルン宮殿、ベルヴェデーレ宮殿のクリスマスマーケット


前回

ヨーロッパ旅行初回


ソーセージスタンド

天気は良い。しょっぱいものが食べたくなり、近くの有名ソーセージスタンドを訪れることにした。

Bitzinger Sausage Stand

店構えに勝利を確信した。
WBCの大谷翔平や2025年M-1の令和ロマンのような風格がある。ただ、ヨーロッパのソーセージにはパリッとしないタイプもあるので油断はできない。バリッとしないソーセージは美味しくないのだ。

ホットドッグタイプと単品タイプが選べたので、単品を選択。

よく晴れた冷えた空気も相まって、めちゃくちゃ美味い。もちろんパリッとしているタイプである。

ビールを片手に満足感を味わう。そして、マスタードが美味い。この旅行、マスタードが美味いのだ。

もう一回来ようと思いながら、その場を後にした。

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シェーンブルン宮殿

女帝マリア・テレジアの宮殿、シェーンブルンへ向かう。パリのベルサイユ宮殿は、この宮殿を模して作られたと言われている。その位置関係も似ており、街の中心から南西に位置している。

広場ではクリスマスマーケットが開かれていた。海外のクリスマスマーケットは楽しい。ホットワイン、ソーセージ、ピザなど、食べ物の出店が豊富だ。

お腹は空いていなかったので、フルーツパンチを頼んでみた。

フルーツポンチ屋

美味しかった。めちゃくちゃ甘い。

フルーツポンチは和製英語かと思いきや、海外にも存在するらしい。支払いはデポジット方式で、カードで払ってコップを返せばデポジット分の現金をもらえる。海外のトイレは有料のことが多いので、現金が貰えるシステムはありがたい。

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庭園へ向かう。
宮殿の内部にも入れたが、今回は庭園を楽しむことにした。王族の家や肖像画は、これまでに見飽きているからだ。

かっこいいハプスブルク家の家紋


シェーンブルンとは「美しい泉」という意味らしいので、それを見に行こうと思ったが、躊躇するほど遠かった。頑張って歩いたものの、泉は寒さで凍っていた。写真を一枚撮って、帰ることにする。

凍ってしまったネプチューンの泉

さらに先にまだ観光できそうなエリアが見えたが、見なかったふりをした。

帰り道にトイレが見えたが、私は料金を払ってまでのタイミングではないと判断し、一人で待っていた。海外のトイレは有料なのである。

すると、白人の女性が話しかけてきた。どうやら、トイレに行きたいが、小銭がなく両替してほしいらしい。コインは1枚しかなかったので断ると、彼女の顔が絶望に染まったのがわかった。

その後も誰に話しかけるか迷いながらウロウロしていたので、結局、小銭を渡してしまった。釣りはいらねえよと日本語で言ってトイレを指さした。

旅での親切は、いつか自分に返ってくるものである。きっといいことがあるだろう。

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ベルヴェデーレ宮殿のクリスマスマーケット

次の目的地はベルヴェデーレ宮殿。

先ほどトイレに行かなかったせいで、道中に「のだめカンタービレ」のロケ地があったものの、先を急ぐことになり、ゆっくり見ることができなかった。

ベルヴェデーレ宮殿の泉

ここでもクリスマスマーケットが開かれていた。今回は食べ物系の屋台が多いマーケットだ。


お腹が空いたので、何か食べることにする。並んでいるバーガー屋があったので、そこで注文。

レバーケーゼというようだ。聞き馴染みがない。

レバーケーゼ屋

「レバー」と名のつく料理だが、レバーではないらしい、どうやら、観光客には知られざる名物のようだ。

早速注文してみると1枚目が薄かったせいか、なぜか2枚入ってた。 周囲から「なんでお前らだけ2枚肉入ってんだ?」という顔で見られた。

ダブルレバーケーゼバーガー

かぶりつく、まさに肉を貪る感覚だ。めちゃくちゃ美味しい。ぷりぷりとした食感で、まるで肉のさつま揚げのようだ。スパムに近いようで、全然違う。ここでも味付けはマスタードのみ。やはり、海外のマスタードはうまい。


Naschmarktエリア

昼食を食べにNaschmarktのエリアへ向かった。このエリアは市場やレストラン街なので賑わっていた。

12時とちょうどの時間だったので、昼に行こうと思っていた店は混みすぎて断られた。

辺りを歩いていると、程よい混み具合の店を見つけ、入店。

Papas am Naschmarktというお店に入店する。


入ってわかったのたが、この店はギリシャトルコ系のウィーン料理店だった。

冷蔵庫にはトルコの有名なお菓子が並び、ビールはギリシャ産だ。

ちょうど半年前にトルコとギリシャの旅をしたばっかりだったので、思わずテンションが上がる。

まだウィーン名物をあまり食べていなかったので、シュニッツェルを注文。シュニッツェルやグヤーシュはオーストリアの定番料理だ。
ビールは当然ギリシャビール、ギリシャのビールはうまい。


メニューに Wiener Schnitzel とあったので、「ウインナーのシュニッツェル」かと思ったが、よく考えたら Wiener とは「ウィーン風」の意味だった。気づいた瞬間、料理が運ばれてきた。


でかい。

美味しい。だが、同時に「この味がこのサイズ続くのか」と少し怯む。
日本の「必要な分だけソースをかける文化」の素晴らしさを痛感した。ソースをかけたいな。タルタルも欲しい。

グヤーシュは酸味が効いていて、個人的には趣味ではなかったが、嫁は美味しいと言っていた。

旅はまだ続く。


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