2024年の旅〜多分今年はこれで最後 8
メキシコ3日目はダウンタウンへ行ってみることにした。ホテルでコーヒーとドーナツを食べた後、ネットワークの不具合に対応する。到着以来繋がっていないe-simの設定変更を試みる。チャットでサービスセンターとやり取りしながら20~30のメッセージをやり取りする。1時間半から2時間くらいかかっと思う。ホテルではwifiがつながるからLINEでメッセージを送受信した。カナダで数日前に購入したe-simは結局のところ初期設定がおかしかったらしく、手元にあるe-simを新しく情報を書き換えてくれることになった。電源を入れなおして設定変更を何度か行った後、やっとつながるようになった。さあ、ダウンタウンへでかけよう。
ダウンタウンへ行くといってもどこがダウンタウンなのかわからない。ホテルのフロントでダウンタウンへ行きたいんだけどと言っていろいろ教えてもらった。地下鉄に乗ってZocaloという駅で降りればいいらしい。乗り換え映も教えてもらい、メトロカード、日本の交通系カードのスイカのようなもの、を貸してもらった。まず駅で30ペソチャージするんだよ、それから地下鉄に乗るといった具合に丁寧に説明してくれた。
準備は万全で地下鉄の駅まで歩く。google mapで見ながら進むが、いきなり方向が違っていて修正する。とにかく駅までたどり着いて、現金をチャージし地下鉄に乗る。乗り換えはわかりにくい。乗り換えたい方向の案内表示に沿っていくのだが土地勘がないのでどっちの方面の電車に乗るのかわからない。車内のアナウンスもない。車両内の駅名も絵で表示されているからココナツの駅とか記号を覚えて乗らないとたどり着けないという謎のゲームのようだった。3個目で2つ目の路線に乗り換えてあと3つ乗る、といった具合に覚えて移動した。さあ、いよいよ次の駅で降りるぞと思っていたところ、降りたかった駅は飛ばされた。え?通過するの?何のアナウンスもなく?同じ電車に乗っていた人たちはみな次の駅で降りて行った。逆方向の電車に再び乗って一駅戻ろうかと考えたが、なんだかめんどくさくなってそのZocaloの一つ先の駅で降りることにした。
地上へ出るとダウンタウンらしい雰囲気が漂っていた。ホテルのあるコンデサ地区とは違ってにぎやかな印象。人もたくさんいる。2~3ブロック歩いてみる。気になった建物に入ってみたらそこは郵便局だった。歴史のある建物の内部は現役の郵便局として機能していて、人々はここに来て荷物や手紙を発送していた。ガイドブックをみるとここは有名な場所らしい。向かいにある素敵な建物にも入ってみる。中はこれもおしゃれで重厚なカフェになっている。歴史ある雰囲気の店内は休憩中のビジネスマンと連れの女性がいてお昼ご飯を食べている。ここでちょっと休憩することにしよう。
コーヒーか何か注文しようか。せっかくだから近くに座っていたビジネスマンの食べているおいしそうなスープを真似して注文してみることにした。民族衣装を身につけた中年の女性が注文を取りに来る。あれと同じものをくださいといって注文して、ついでに飲み物を、サングリアを頼んだ。他に知っているものがメニューになかったからだが、結果的にこの2つは相性がよく、コーンを煮込んだスープとお酒でのんびりした昼食となった。
お酒を飲んだらその日は終了。昔、つくばの研究所の大型施設で出張実験をしていた頃、月曜日が実験のない日だった。朝まで測定していた実験ステーションんを離れて、ゆっくりランチを食べにいった。お昼時にはワインが飲めるセットメニューがあり、もうその日は働かなくていいのでたびたびワインを飲んだ。それ以外の時は昼ごはんにお酒を飲む習慣が日本ではないから、お昼にアルコールを摂取すると午後は休みだと体が勝手に判断するようになっている。お昼の後は壁画を見に行き、前から行きたかった有名な図書館へ行った。