日曜日のカフェ
11時過ぎに来て自宅用のコーヒー豆を買い、そのままカプチーノを飲む。サンドイッチを追加で注文してフランス語の復習を少し。空席を挟んでひとつ隣にはパソコンを持ち込んで仕事をしている女性が1人いる。しばらくすると彼女の夫と3歳くらいの男の子が来た。何か食べたいと言ってママのコーヒーカップにのった小さなクッキーを食べはじめた。男の子はかまってもらいたいらしく、食べ終わると隣の席に座ってバタバタし始めた。お父さんと小さな息子は結局店内ではくつろげず、しばらくするとどこかへ、おそらく目の前の洞峰公園へ遊びに行ってしまった。彼女は作業を続けている。
壁側の席に座っていると、お客さんが入れ替わり立ち替わり来てコーヒーを飲んでくつろいでいく。平日とは違い1人で来る人はほとんどいない。2人か3人で来て窓際のカウンター席でコーヒーを飲んでいく。まだ暑いせいかアフォガードを注文する人もいる。こんなメニューあったんだと驚いた。いつか頼んでみよう。
ここはつくばでいちばん美味しいコーヒー屋さんだが日曜日にここまで人がたくさんくるとは思っていなかった。少なくとも1時間に30人くらいは客が来る。店頭でコーヒー豆を粉にする音がひっきりなしにする。隣の建物で焙煎したコーヒー豆を売っていて、客は豆のままか粉に挽いてもらって持ち帰る。ついでに店内でコーヒーを飲んで行く。店内は落ち着いて何か作業する雰囲気ではないのだけど不思議と落ち着く。もうちょっとこのままここにいることにした。追加で本日のコーヒーを注文して久しぶりに文章を書く。程よく暗い照明の店内は落ち着くし、適度な人の入れ替わりがむしろ心地よい。結局4時間ほど滞在した。12月までの2ヶ月間、今のところ時間は有り余っている。自宅にいて何もしないで過ごすより外出した方がいい。何をして過ごすかはっきりさせるために目的を設定する。そして始める。目的地がないとどこへも行けない。矢を引いたままでは時間は止まっている。というかそのまま過ぎていく。私を1人残して。