手汗がとにかくすごい
手汗がとにかくすごい。
私以上に手汗がすごい人に会ったことはあまりない。
どのくらいすごいかと言うと、気温20℃以上であればいつ何時でも手汗を出すことができる。出すことができるだけで引っ込めることはできない。多汗症というらしい。この手汗、意識していない時は出ていないが意識するとすぐに出てくる。今も出ている。買ったばっかりのMacBookも既に手汗で汚れている。最悪だ。
手汗が出ると困ることは無限にある。
まず人に触ることが憚られる。看護師という職業上、患者に触れることは日常茶飯事だが、油断するとべちゃべちゃの手で触ってしまうので、一旦手指消毒剤を塗って、手汗がアルコールと共に蒸発するのを待つ。
使い捨て手袋をつける時も手汗がひどくてなかなか入らない。静脈留置針を挿入する時も集中しているので手袋の中は汗まみれだ。患者の脈を触知するときも手汗ごめんと心の中で思っている。
意識すると出てくるから、誰かと手を繋ぐときなんかも最悪だ。
(あ、今手汗出てないな。よかった・・・あ、やべ、出てきた)こんなことばっかりだから夏場はあまり彼氏と手を繋がない。
集中すると出てくるからテスト中なんかも大変だった。ハンカチを右手の下に敷かないと答案用紙がぐちゃぐちゃになってしまう。シャーペンを持つ手も汗で滑る。昔、授業で人形に胸骨圧迫の練習をした時は、緊張と手の摩擦熱で手汗が滝のように出て、周りが言葉を失うくらい人形の胸元がべちゃべちゃになった。
iPhoneの指紋認証も手汗のせいで開かないことがあるし、運転するときなんかは手汗でハンドルがベタベタになる。
なのに手汗が唯一役に立つと思われる場面こと「スーパーのレジ袋を空ける」時は全然出てこなくて本当に腹が立つ。
ちなみに足汗も手汗と同じくらい出る。