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裏切られた、と言える幸せ者

裏切られたと怒るのはまあ自分勝手な話だ。

相手のことを大して知りもしないのに、
自分のことを大切にしてくれると思い、
相手のことを信用して、
自分が想像しないことをされると裏切られたと騒ぐ。

『絶対』なんてないって知ってるくせに、どうして「この人は大丈夫」って信じられるんだろう。

「人を信じないほうがいい」と言うとひどく拗らせた人間のように感じるけど、その人が何を考えているか分からないのだから仕方がない。

昨日は私のことを好きでいてくれても今日は分からない。
私が相手を裏切るようなことを言ったりしたかもしれない。
ある意味、誰かの期待に応える言動を続けるのも難しいもので。あなたの思った私じゃなくてごめんなさいとしか言えないから、誰かも私にそう思っている可能性は大アリだ。

いっそ、誰とも接触せずに過ごせばいいのかもしれないけど、営みとはそうもいかない。
それにひとりで頑張ればいいじゃん、と思いつつ寂しくなってしまうものだ。
面倒だけれどそんな感情は人間らしくて悪くない気はする。

ちょっと話は違うけど人の悪口を言っている人が自分の悪口を言っていないとは到底、信じられない。
誰かの悪口を言っているのを聞いた瞬間に相手を警戒するんだけど、みんなはそんなことないんだろうか。
そんなこと言ったら愚痴なんて言えなくなっちゃうけど。

ちなみに一緒にいて気楽なのは分かりやすく裏表のない人かある人だ。
こちらが慮らなくていいからかな。
でもなかなかそういう人には会えないし、自分もなれないので難しいところである。

#エッセイ #コラム #人を信じるということ

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