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8.破戒

島崎藤村さんの、破戒。
戒めを破る。どんな戒めだろうと思いつつ本の後ろの説明を見てしまったので大体わかりながら読み進めました…!

部落差別を描いた作品で、映画化もされています。
この作品自体が差別だという批判もあり、一時絶版になったそうですが、今こうして私が読めるという事実がすべてを物語っていると思います。

ここからは私の個人的な意見です。
人種もですが、出身で人を差別をするなんて、絶対しちゃいけないことだよ。
って、時代とともに言えるようになってきたんですよね。きっと。

当時言いたくても言えないことが山ほどあったんだ、好きな人にも好きと言えない、自分のふるさとを語れない、あることないこと言われて、どんなに苦しくて悔しかったんだろう。

まわりの人で「なんか、おかしいよな」と、思う人もいたのでは?
言える空気ではなかったのでしょうけど...。

してはいけないこと、で思ったのはネットの誹謗中傷もです。まぁまぁいいじゃないか、じゃ絶対済まない問題てす。

お店に対してそれをやれば営業妨害ですし、それで経営が傾いたらその人もその家族もまわりの人も、どれだけの人が迷惑するか。

自分は憂さ晴らしでやった程度かもしれないけど、それを見た当人、見た大勢の人たちがどんな気持ちになると思いますか。

個人に対してやったら、すごく思い詰める人なら自殺することもあるでしょう。

当人がどこかで気づかないと、変わらないと、もっと多くの人が苦しんだり、悲しみを抱えることになります。

どれだけいい出身で、学校で、会社でも、そんなことをしてしまうなら、一体その人は長い時間をかけて何を学んできたんだろうと、私はたまに泣きたくなります。

どれだけグチりたい状況でも好き勝手に撒き散らしたら、まわりは迷惑です。

それで人生好転すればいいけど、そうじゃないのは本人が一番わかってるはず。いい加減、ひねくれてる場合じゃないんです。

そんなカッコ悪いことする奴だったのかって、もし私が男性なら相手にそう伝えるでしょう。
(女性なのでそうそう言いませんけど、時と場合によりピシャリと言います笑)

破戒を読んでいたら、普段思っていたことがあふれてしまいました。

今日もありがとうございます!

また明日もよろしくお願いします。











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