落とし所はどこにある 〜家族と本人が対立したとき〜
今日はちょっとリハ的なお話です。
どうしたらいいかな。
どっちがいいのかな。
家族の願いと、本人の思いがぶつかって、どっちを選ぶか迷う時があります。
例えば、本人は寝ていたい。家族は体を動かして欲しい。
本人は歩きたい。家族は車椅子を使って欲しい。
体感としては、家族の世話を受けている場合は、最終的に家族の意向に沿うことが多い気がします。
面倒をかけている負い目があったり、家庭内の力の強さも関係していそうです。
そして、家族の言い分は健康上・安全上正しいことが多いのでケアスタッフの提案も家族寄りになりがち。
でも、本人の「こうしたい」という気持ちを無視していいの?という後ろめたさが残るのが、この家族の意向中心になってます問題。
ケアサービスの対象は本人なんだから、本人の意向を大切にしたいと思いますが、本人の意向を中心にしすぎた結果、家庭内を不穏にしたり、家族が愛情を失うようなことは避けたい。人間関係は、家庭内だって大事。
時間はかかるけど、家族全員が「これでいいかもね」と言える落とし所にたどりつけたらいいなぁと思ってます。
落とし所のありかというのは、話し合いの先というより実際に日々を暮らしていく先にあったりすので、まずはやってみましょうってのはなかなか良い方法だったりします。
案ずるより生むがやすし
なんとかなるさ
明日の風は明日ふく
昔の人はいいこと言うなぁ。