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代償運動でもいいじゃない

普通って、意外といないもんなのよ

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わたしの右腕は、肘が曲がらない。

中学の時に、器械体操部だったわたしは
段違い平行棒のフィニッシュに失敗して
肘の部分をバキッと割ってしまったのです。
(上腕骨顆上・粉砕骨折)

手術してリハビリしましたが
目一杯曲げてこの程度。
大体130°かな?

【力こぶぅ〜〜】

生活に支障はないのだけれど
それは代償動作のおかげでありまして。

肘が曲がらない分を
他の関節や方法で補ってるんですね。

で、右腕は肘を上げて動かすことが多いのですが
何も問題のない左腕もたまに、右腕と同じことをやっている時があって
おや?ってなります。

自分の中で「普通」の動きがアップデートされたのかもしれません。

代償動作というと、正しい動作ではないということで
直したい、直させたいと思う人もいますが
代償動作は、補うことでできることを増やすという面もあるので
それはそれでありだろうと思うんですよね。

正しい動きじゃなきゃダメだ、意味がないと思い込むと
リハビリテーションから遠ざかってしまうこともあるのです。

面白いことに

この話をすると「実は自分も…」と
代償動作トークで盛り上がったりします。

意外と見えてないだけで
「普通」の動きをしてない人って
あちこちにいるもんです。 

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