優しい座り方
今日は電車で通勤の日でした。
山手線に乗っていたら、目の前の男性が手を前に出すようにして座っていたんですね。
スリムな姿勢なので、隣の人の窮屈さがなくてとてもありがたい姿勢です。
しかも、その人は隣に人がいないのにコンパクトに座っていたわけです。
それをみて、あー、優しい姿勢だなって思ったんです。
ただでさえ6人がちょうどよさそうな7人掛けの電車の座席。
冬になると着膨れで窮屈になるから、人によっては肘で隣の人を押しちゃったりするんですよね。
気持ちはわかるが、やられる身にもなってくれ、だいぶ嫌な気分になるんだぞー。
そんな中、隣に誰がいるわけでもないのに小さく座ってるその人がすごく優しく見えたんです。
どーんと座っている人の隣って遠慮しちゃうんですよね。
隣にくるなよ、自分の快適さを奪うなよと言ってるみたいで。
だけど、そのコンパクトメンは「大丈夫ですよ、お隣お座りください」と全身が言っていたんですよ。
言ってないかもしれないけど。
人の動きというのは、その人の心が結構漏れてる気がします。
きっとその男性は優しい人だったんでしょうね。
電車の優しさは席を譲ることだけじゃなくて、座りやすい状態を整えることも入ってるんだろうなぁ。