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ぶっちゃけ誰が国を動かしているのか教えてください【読書感想文】

高校時代、政治経済が好きでした。

朝の連ドラの感想から始まる政経の先生が面白かったのと
点数が取りやすかったのと
世の中の動きが、世界史とは違ったリアル感で感じられるのが好きだった理由な気がします。

今や私は政治なんぞ興味ナッシング。

誰かがやるだろうと心のどこかで思ってて
でも、それじゃあいかんだろうと謎の義務感で投票行ったり、ちょっとだけ政治ニュースを見たりしてますが、まー、面白くない。

あんなに政経は面白かったのに、なんでだ。。。

というわけで、そんな政治?なにそれ?美味しいの?レベルの私が読んで面白かった本「ぶっちゃけ誰が国を動かしているのか教えてください」を紹介するよ!

政治の話というよりは、「民主主義ってなに?」ってことと「メディアが伝えることをどう捉えればいいの?」という2軸のお話でした。

本の2本柱


・政治が一人ひとりの力で変えられるって本当?
・メディアって信じられるの?
・日本に暮らしてて幸せな気がしません

みたいな、普段使う言葉で質問とそれに対する回答がたくさん並んでます。
どこから読んでもいいし、気になるところだけ読んでもいい。
ほんと入門編のことばかりです。

政治のことをもう少し考えれるようになりたい人に、おすすめです。

中でもとても心に残ったのが「考えたり選んだりすることはコストだ」ということ。

私は政治について考えるのがこんなに嫌で面倒なのは、私が知識がなくて興味もないからだと思ってたんですね。
でも、西田さんは昔と違って今は先を見通すことが難しくなって、政党も増えて、情報も増えまくった今、考えなければいけないことがとても多くなった。だから昔みたいに気軽に政治のこと考えられなくなったと言っていて、すごくしっくり来ました。

そう、考えたり決めたりって大変なんだ

これ!という正解はなく
進んでみたら間違っていることもある。
そんな中で腐らずに前に進むためには、この本の中に書いてあるような事実をフラットに受け止める力が欲しいんだろうなぁ。

間違っていたからといって叩きまくるとか、根拠がよくわからないことをただ一つの真実と吹いて回るとか、そういう情報の波に疲れていたので、リセットされたような気がします。

17歳からのと言ってますが、大人も十分に面白い本でした。

ちなみにこの帯に書かれてることは本当よ!と造形の深い方が笑いながら言ってました

政治家にいい人なんていません。
メディアが正しいとは限りません。
選挙に行かないと政治家に好き勝手されちゃいます。


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