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みつけて、形にする。米は握っておにぎりになり、食べてもらって料理になる。みうらじゅんの「ない仕事」の作り方。

みうらじゅんさんの、ない仕事の作り方。

お誕生日Amazon欲しいものリストのなかで、一番最初届いた本です。
欲しいって声に出すのは大事だなぁ。

記念撮影を邪魔する猫

ゆるキャラやマイブームなど、新しいムーブメントを作り出してきたみうらじゅんさん。
どうやってムーブメントをつくったのか。
どうやったら仕事になるまでに仕上がるのか。
そんなことを書いた本。

この本を読んでて思ったのは、タイトルの通り、見つけて形にすることなんだなと。

これ好きだなぁとか、面白いなぁなんてことは、普段から思ってるけど思うだけで終わるんだよね。

どういうところが好きなんだろ?なんてあんまり深く考えてない。

そこを掘り下げて掘り下げて、言葉にして、似たものを集めて、さらに面白がり、人に伝えて、伝えまくってやっと仕事になるわけだ。

好きなことだとしてもそこまでやるのは難しい。
途中で挫折しそう。
だけど、ほんとにそんなに難しいかな?

1人でそこまでやるのは難しいかもしれない。
でも、誰かと好きなことを話してると新しいことに気付くことも多いから、誰かと話せばいい。

それはリアルでもいいかもしれないけど、今はネットがある。
SNSで呟けば、興味のあるひとは必ず応えてくれる。
私もです!とか、こういうのもあるよーとか。
そこから話していけば良い。
井戸は1人で掘らなきゃいけないわけじゃない。

大事なのは続けること。
1回だけだと、「へー」で終わることも、2回、3回と続くと意外と返してくれたりするもの。
反応がないとがっかりするし、投稿した自分が恥ずかしくてやめちゃう。

私も読書記録書いてもあんまり反応なかったりすると、凹むんだけど応答してないだけで見てる人はいるんだよね。
あとは読書には興味あるけど、その本じゃなかったとかね。

落ち込まない程度に好きなことを気軽に口に出してしまうのがよいのではないでしょうか。

ささっとおにぎりを握るように。

米だけあってもだめ。
握っただけでは自分の食べ物。
誰かに届いてやっと「それいいね!」といってもらえる料理になるんじゃないかなぁ。

そんなことを感じた本でした。

ない仕事というのはゼロから作るのではなく、すでにあるものの面白さをみつけて、自分が面白がって、そして誰かに伝えて出来上がっていくものなんだろうね。

さて、私のない仕事はなんだろな。

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