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読書録「心と体が自在に使える「気の呼吸」」

こんにちは。

本の読み方を少し変えて、4冊めの読書録です。

これまでの私は読書に対して、こんな厳しさを自分に課していました。

  • 本は著者の思考が完全にインストールされるまで読む

  • それが出来なかったら本を読んだとは言えない

  • 中途半端に読んだ本を語ってはいけない

この重い考え方を手放したら、本を読むことへのハードルが下がりました。

  • 本のページをめくって、印象に残る言葉に出会えたら本を読んだことと見なす

  • 本を読むときは、できるだけメモに残す

似たような考えの方に響いてくれたらいいなと思い記事を書いています。

藤平信一著 「心と体が自在に使える「気の呼吸」」

合気道を6年ほど習っていますが、まったく上達せず・・
一番大切な「力を抜く」が出来ていないため、なかなかうまくならず、救いを求めて時々読んでいるのがこちらの本です。

とても共鳴したところの引用と、私の所感を述べていきます。

合気道を稽古するものとしては共鳴するところがたくさんあるこの本。
日常生活にも生かせる知恵が書いてあり、その部分もとても学びになります。

頑張ることを否定するつもりはありませんが、少し注意も必要です。なぜなら、頑張っているときは、心身に力みが生じやすいからです。外部から加わる力や刺激に対して、影響を受けやすくなるのです。

藤平信一著 「心と体が自在に使える「気の呼吸」」

人生の前半、自分の態度をほとんど「頑張る」だけで過ごしてきた私にとって、負担をかけすぎてきたなあと、いまさらながら後悔しています。

例えば、力みがある状態(絶対100点を取るんだと思って勉強を頑張る)のときは、ほんの少しの刺激(簡単な計算ミスなど)でも心が必要以上にぐらついてしまう・・もちろんこんな姿勢では点数もよくなく、さらに落ち込む・・そんなことが多々ありました。

言葉でもつい「頑張る~」と言ってしまうので、この本を読んだ後は

「力抜く」

と、言い聞かせています。

自分が発してきた「頑張る」という言葉が異常に多いので、

「力抜く」

の言葉の総量が上回った時に力が抜けていくかも・・と予想を立てています。いつになるかはわかりませんが、できることは、力抜く、これだけ。

ところで、「相手を理解する」とは、どういうことでしょうか。
それは、一言で言えば「相手を認める」ことです。
仮に相手の言うことが100%間違っているとしましょう。でも、相手がそれを言うのは、自分なりの思いや考えがあってのことです。その言い分を受け止めてあげるのが「認める」ということです。
「ああ、相手はそのように考えているのか」とわかれば、「衝突」ではなく「導く」ことが出来るようになります。

藤平信一著 「心と体が自在に使える「気の呼吸」」

ほんと、そうだな~と、反省も込めて思います。

つい、自分の物差しで一つの物事を「ジャッジ」してしまいます。そして、後日、こちらがすっかり忘れてしまって、気分良く接したとしても、ジャッジされた相手の心の中には、いつまでもそれが残りますね。

相手が理解できないことを言ったその瞬間、腹は立つかもしれないけれど、もやっとするかもしれないけれど、その話は価値あるものとして聞かないといけないんですよね。

そうするために、気を静める・・この本には、様々な方向から「気を静める」「力を抜く」について書いてあります。

おわりに

呼吸は普段あまり意識せず行うものですが、この本を読むと「呼吸」の考え方が変わります。合気道にはまだ生かせていませんが、読むと気持ちが和らいだりよく眠れるのは、この本の効果だと思います。

ここまでお読みいただきありがとうございました。


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