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クロアチアの国境線

こんばんは。

地図を見ていると、「ここ、なんでこんな形なんだろう?」と思うところはありませんか?

北アフリカの直線的な国境線(エジプト・ニジェール・リビア・チャド・マリ・モーリタニア等)。子供の頃は、なんで直線なのか不思議でした。

植民地時代に宗主国が土地を分割した名残だと知った時は、ここに悲しい歴史があったんだと、そこで初めてわかりました。(ざっくりとした理解)

細長~い南米チリ。
母親になってチリの形を改めて眺めてみると、
「全国大会の交通費、大変そう。」などとふざけたことを思っていました。
南米の背骨、アンデス山脈に人間が合わせたのがあの国の形なんですよね。
そう考えると、あの形に敬意を感じます。

南北は北海道から沖縄(3000㎞)より長い4270㎞。東西は177㎞で長野県の東西(120㎞)よりちょっと長いくらい。
地図で見ると、細いな~と思いますが、住んでいる人はそんなことは感じないですよね。

前置きが長くなりましたが、今日初めて「クロアチア」という国の国境線を見て、久しぶりに国境線でびっくりしました。
このびっくり感、何年ぶりかな~というくらい、びっくりしました。


クロアチア地図(Google mapより)

何でしょう、このボスニア・ヘルツェゴヴィナをかぷっとくわえているような国境線。クロアチアの「く」にも見えますね。
さらにびっくりしたのは、ボスニア・ヘルツェゴヴィナの海岸線。

ボスニア・ヘルツェゴヴィナの海岸線 海岸線これだけ??

元々沿岸部の国と、内陸部の国が根元でくっつく形で独立したのでこの形になったらしいです。1991年独立ですのでこの形になって35年くらいになりますね。

ボスニア・ヘルツェゴビナの唯一海に面したところは「ネウム」という町で、オスマン帝国の緩衝地帯(大国の衝突を避けるための土地)としておかれて、そのままボスニア・ヘルツェゴビナ領になったとのこと。ネウムの海岸は20㎞くらいで、クロアチアに挟まれています。

昨日は、こちらの記事でユーゴスラビア内戦のこと(正確に言うと、詳しく知らなかったこと)を書いたので、旧ユーゴスラビアのことについてもうちょっと知ってみようと思って、記事にしました。

しかし、詳しいことはわからない・・詳しくないのに細かいところから知ろうとすると(例えば、いついつどこで誰と誰がどうしてこうしてとか)さらにわからなくなるので、まずは国境線をじーっと眺めてみました。

ここまでお読みいただきありがとうございました。




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