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読書録:マンガでわかる「すぐ不安になってしまう」が一瞬で消える方法
こんにちは。
本の読み方を少し変えて、6冊めの読書録です。
これまでの私は読書に対して、こんな厳しさを自分に課していました。
本は著者の思考が完全にインストールされるまで読む
それが出来なかったら本を読んだとは言えない
中途半端に読んだ本を語ってはいけない
この重い考え方を手放したら、本を読むことへのハードルが下がりました。
本のページをめくって、印象に残る言葉に出会えたら本を読んだことと見なす
本を読むときは、できるだけメモに残す
似たような考えの方に響いてくれたらいいなと思い記事を書いています。
マンガでわかる「すぐ不安になってしまう」が一瞬で消える方法
昨日、確定申告に関する記事で、こんなことを書きました。
お金は、良くも悪くもドーパミンとアドレナリンに直接作用し、大きな興奮や不安を起こします。
なんでこんな作用が起こるのかはわかりません。
その答えを、今日ご紹介する本に見出しました。私にとっては「お金の不安」を解決する大発見!です。
それでは行きます。
緊張している人が近くにいると、「緊張がうつる」のは、相手の気持ちが自動的に伝わってきてしまうという脳の機能が人間に備わっているから。「不安」も「緊張がうつる」のと同じように、周りの人から伝わってきているもの、と考えられます。
脳内にはミラーニューロンという神経細胞があって、このミラーニューロンは他人の姿を見ただけで、自動的に相手のマネをしてしまうということが証明されています。
この部分を読んだとき、目から鱗が30枚くらい落ちる感じがして、
こう思いました。
「もしかして、この不安は誰かの不安のコピーを脳内でリピートしていただけ?」
お金に対する不安な感情は、特に若い時(20代)はひどく
「お金がないから頑張って仕事して幸せにならなきゃ」
みたいなスローガンが頭の中で何度も鳴り響いていました。そんな私は、マスコミが紹介する「お金持ち」(スネ夫くん宅みたいなの)を対極に置いて
「自分はもっとがんばらないと、あんなふうになれない。」
そう思っていました。ああ、なんて痛々しい・・
若いころの自分に、この本を読ませてやりたかった。でも、こんな考えで生きていたということは頑固だったということなので、読ませても理解できなかったでしょう(笑)
話を戻しまして、
では、誰の不安をコピーしてしまったのか。ですが、もうそれは
「過去に出会ってきた人たちの会話の累積」
と考えることにします。
家族・親戚・学校・職場・社会通念・マスコミ・本等々・・真犯人?はわからなくても・・実のところ、大方の目星はついていますがこれ以上の捜査は打ち切り、現象のみに目を向けて
「お金がないと不安」という感情をどんどんコピーして何十年も脳内で育ててしまったんだろうな~という答えにたどり着きました。
本来の不安は私たちが行動的になるように助けてくれるものなんです。
宿題をしていないから不安・・というとき、
「宿題に取り組めて終わらせられるのであれば自分の不安」
「でも、やらなきゃと思っても全然手を付けられず、やろうと思ってもまったく集中できないときは周りの人の不安の可能性があります」
注:カギカッコは原書にはありません。読みやすいように追加しています。
この言葉も目から鱗が30枚、合計60枚、両目で120枚落ちたのですが
不安には2種類ある
そうだったんですね。
不安には2種類ある。
一つは自分で解決できる不安。
もう一つは人の不安の単なるコピー。
不安の取り扱い方がわかると、ちょっと楽に過ごせそうです。
少なくとも今日1日の感情はコントロールできそうです。
イチローの言葉
名選手のイチローがこんなことを言っていました。
「不安は皮膚から入ってくるから、ロッカールームで不安を察知したらその場から離れる」
イチローさんは、人の不安を自分に取り込まない術を、すでに知っていたのですね。
スネ夫くんのママ
余談ですが、先ほどスネ夫くん宅のお話を出しましたが、私はドラえもんのキャラの中でスネ夫くんのママが一番好きです。
スネ夫くん宅がドラえもんの秘密道具で貧乏になってしまい、スネ夫くんやパパは嘆くのですが、ママだけは・・
お掃除で体を動かすのは、気持ちがいいザマス。
畑で取れた野菜を食べるのは、健康にいいザマス。
お洋服もシンプルになって、素敵ザマス。
そして、ママに影響されてスネ夫君とパパも貧乏ライフを楽しみ、結局のび太に自慢する・・そんなお話だったように思います。
これも結局、ママの言動がスネ夫くんとパパにコピーされてますね。
スネ夫くんのママの、置かれた状況で喜んで過ごす姿に
「この人、真のお金持ち!」と思い、それからスネ夫くんのママが大好きです!