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苦手ですごい先輩の話
4月の初め。わたしのことを嫌いなんだと思っていた上司と飲みニケーションをした。
わたしは正直苦手な人だ。なんでも数字、感情には流されない、おまけにめんどくさい業務はポンっと誰かに投げたりする。効率はいいのかもしれないけれど、モヤモヤすることが度々ある。でも人生の社会の先輩であり、よく「なめんじゃねえぞ」って怒られる。なめてない。同じだと思ってない。
酔いもよいよい、先輩が酔ったことを確認してから聞いてみた。
「わたしのこと、同じ部署で働くのは能力的に、ねえな。って思ってましたよね?」
「覚えてないけど、たしかにあの時はおんなじ職種はむりだなと思ったよ。」
「あの時、毎日泣いてました。マネージャーはその時むりなんだと悟りました。」
「そんなの自分では普通のことを言ってたから覚えてないよ。」
これだからこの上司は良い。部下が重要だと思ったこと、気にしていることをいちいち覚えていない。自分の思い込みだ、考えすぎだと思い直すことができる。
だって現に、わたしは今その鬼上司とおんなじ職種で、同じ目標で2人とも達成をした。数字は先輩の方が大きかったけど、達成は達成。
先輩がほれみたことか、と思ったと同時に、わたしもご覧くださいこう言うやり方もありますと言うことができた。
4月を機に2年目になった。感情論だけでは苦しくなってきた。苦手な上司はどうして「出来る」のか。そこにヒントが隠されているに違いないことだけは、分かっている。仲間になったら、自分の糧になるパーティーじゃないか。
「達成は達成」これは自分で言っておいてカッコ悪かった。だから先輩には言わなかった。つぎこそ我こそ。
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