こどものあそび 2019.03.01.

ここがリビングここが玄関ねトイレはあっち。
これに乗って揺らすとね時間がワープして行きたいところに行けるんだよ。
この葉っぱはお茶の葉なの。
雨上がりに濡れた傘でタイルを正しい順番で触るとどこかの扉が開くんだよ。
そのうちの1個はね扉を開けると虹がかかってるの。
あみの中にはワニがいてジャンプしないといけないの
でもね、静かに。バレたらおしまいだよ。
あそこのおばあちゃん、怒ると追いかけてくるんだって。

そこにあるものがただの空き地でもぼろぼろに錆びた工事用の看板でも
友達のアパートの倉庫でも用水路の網でも

決して怒って追いかけたりなんかしないおばあちゃんに
バレないようにコソコソと隠れて移動したり
見えてるってわかっててもワープしてる私達は周りから見えないと思ったり。

小さい頃の遊びは必死になって大人にバレないようにしていた気がする
幼いながらに「あそびのせかい」を作って
「現実ではない」ということを自覚しながらも作ってることに気づかないよう夢中になっていたから。

大人になるって、小さい頃の「あそびのせかい」を忘れちゃうことだと思ってた
だけど忘れたくなかったから子どもたちと一緒にいられる、、
子どもでいられる道を選んだのかもしれない。

でも実際は子どものままじゃいられない。

夢中になれることなんて
やってみなきゃわからない
けど「今決めなきゃ」って時期が来てる

夢中になるにもやってみて
一定期間が必要だ

とりあえず、ってだめ?

2019.03.01.

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