我が子の不登校 振り返ります⑨
ryokkoです。
2人の息子の母さんです。
中1の秋から、完全不登校になった息子のことを、振り返っています。
もう6年前の話しですが・・・
当時のワタシと重なる部分がある方に、少しでも届いたら嬉しいです。
不登校って今はどんなイメージなんでしょうか。
そもそも、不登校っていつから呼ばれるようになったんですかね。
不登校を前向きに
不登校でも大丈夫
不登校になって良かった
明るい不登校
楽しい不登校
不登校は解決する
うちの子は、どれにも当てはまりませんでした。
だから、親子で苦しかった時期が長かったんだろうな…
ワタシは昔から、わりと明るい面白キャラで通っている母さんなのですが、息子の不登校の時代は、さすがにまいっていました。
息子の不登校のことを考えると、いつもメソメソして、涙が止まらなくなっていました。
家庭訪問
中3の兄は、毎日中学校に行き、中1の弟は毎日布団から出てこない…
長男が学校に行った後、毎朝のように息子を起こして、ワタシが一方的に話す…
遅刻しても良いからさ・・・
学校に行くだけでも・・・
部活は休んでもいいから・・・
みんな心配しているよ
学校に行かないと将来困るよ
この先どうするの?
心が疲弊して、学校に行きたくないのに、いきなりこんな言葉をかけられたって、困るだけですよね。
もちろん息子は無言。
で、仕方ないので、学校に電話。
これがね、本当にしんどかった…
学校に行きたくないと言ってるので、休ませます
なんて言えなくて、体調不良でおやすみします…
はぁ…
今日も行けなかった…
で、数日経って、夕方担任の先生から、
学年主任と家庭訪問に行きます
と電話。
わかりました・・・
先生方も忙しい中、息子のためにわざわざ家庭訪問してくれるんだから、
とりあえず来てもらおうかな…
でも、息子は絶対に会いたくないと、自分の部屋にこもってしまいました。息子に会えなかった先生方に謝って、とりあえず帰ってもらい…息子は布団にくるまって、固まっていました。この時、どんな気持ちだっただろう…
学校に行きたくないのに、学校から先生がやって来て。
でもワタシは、そんなこと想像していませんでした。
なんで、学校に行かせたかったのかなぁ・・・
振り返ると、子どもを学校に行かせることが出来ないダメな親、
というレッテルを貼られるのではないか?と、ワタシが思っていたんです。
息子の不登校、人にどう思われるのか。
とにかく、まずは休んでいる間でも、学校の勉強はしておかないとね。
せっかく先生もプリント持って来てくれてるし。
また行けるようになったら、勉強についていけないとしんどいもんね。
まだ大丈夫、そのうち行けるようになるさ。
夫も、そんなふうに思っていました。
でも、3週間経っても、やっぱり学校に行かないどころか、外にも出ない息子。
さすがに、ちょっと気分転換させてあげない?
ある日曜日に、夫がちょっと離れた公園まで、ドライブがてら息子を連れ出してくれたんです。帰りに美味しいラーメンでも食べてこうよ、と。
友達に絶対に会いたくない息子、助手席ではなく、後ろの席に隠れるように車に乗り込んで、でかけていきました。
その当時の夫は、不登校になった次男のことは、ワタシよりも静かに見守っていてくれていました。
お父さんになら、学校に行かない理由や、いつになったら行けるか、話しをしてくれるかもしれないな。なんて思ったりして。
でも、次の日からも、学校には行かなかったんです。
もう、学校を休み初めて、10月も終わろうとしていました。
朝の電話が辛くなって、お休みの連絡は担任の先生に直接、
ショートメールでメッセージを送るようになっていました。
そんな些細なことでも、今考えるととてもありがたかったです。
この頃は、息子も学校に行く時間よりは、少しゆっくりめに起きて、
昼間はゲームなどをして過ごし、夕ご飯も家族と一緒に食べる、
そんな生活でした。
でも、ワタシはなんだかモヤモヤしていました。
のんびりしていたら、勉強遅れちゃうよね、とか、
中間テストどうするんだろう、とか。
口には出していませんでしたが、そんなモヤモヤとかイラつきが、
少しずつ息子に伝わっていたのかもしれません。
息子が休みはじめて、心配して連絡をくれる同じ部活のママ友もいました。
大丈夫?学校に来ていないって、聞いたけど。
◯◯(そのママの子)も心配してて、と。
多分、部活の先輩が原因だと思う、とだけ伝えて、とりあえず連絡ありがとう、みたいな内容の返信をしていました。
息子が休み始めた時のワタシの対応、
学校や先生、周りのママたちに理由を伝えたこと、
これは正しかったのか・・・
今でもわかりません。
でも、部活内で先輩からいじめられている子がもう1人いて、
その子も学校に来なくなっていたようでした。
冷静に考えると大問題ですよね。
学校でも、一応いじめたと思われる子たちには、指導してくれていたようですが、だからといって、息子が学校に戻れる環境になったわけではありません。
本当は、学校に行けない理由を、先生たちに言って欲しくなかった・・・
後に引きこもった息子に言われた言葉です。
でも、学校に行けない理由なんて、本当はどうでも良かったのかもしれません。
その話しはまた今度。
お読みいただき、ありがとうございました。
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