我が子の不登校 振り返ります #21
ryokkoです。
2人の息子の母さんです。
6年前、中1で不登校引きこもりになった息子のことを振り返っています。
時々、息子と一緒に当時を思い出し、あの時は…あの行動は…いや、全然覚えていないなぁ…などなど。
その息子も、この4月から大学生になりました。
先週入学式があり、ガイダンスやら、健康診断やらで、なんだかんだ1週間毎日電車に乗って通いました。
友達に会いたくないからと、一歩も外に出ず、自分の部屋に引きこもっていた頃を考えると、毎日電車に乗るだけで、よく頑張っているよね、と思います。
我が家の過去の出来事が、今不登校で悩んでいるお母さん、お父さんの参考になるか、わかりません。
不登校の状況は、一人ひとり違います。
だから、きっとこれから先、辿る道も選ぶ道も違うはず。でも、もし何か似たようなことがあったら、ヒントにしてもらえたら嬉しいです。
どんな風に、ワタシの考え方が変わっていったのか、ワタシも振り返りながら思い出してみたいと思っています。
親の考え方が変わり、視点が変わると、お子さんのことも、違って見えるはずですよね。
今は二人の息子が、笑って生きていてくれるだけで、こちらもとても幸せです。
ママ友と祖父母
4月になり、中2になったら、クラスが変わったら、もしかして学校に行く?
そんな淡い期待、最初からしていませんでしたが、もちろん新学年になっても、息子は学校に行きませんでした。
長男が高校に入学した春です。
ちょうど、今の時期のように。桜が咲いていました。
その当時、ワタシはちっとも桜が綺麗だと思わなかった…
むしろ、入学した頃の息子を思い出して、ずっとメソメソしていました。
ワタシも、諦めが悪かった…
なんで、素直に学校に行かない息子を、受け入れられなかったんだろう…
次男が行かないことばかりに、心が折れそうになっていたけど、長男は行かない次男をちゃんと受け入れていました。
ワタシは、自分のことと息子の不登校を、切り離せなかったのです。
でも、不登校はワタシの問題ではなく、息子の問題。
そもそも問題とは?
昼間も夜も、相変わらず、ゲームゲームゲーム。昼夜逆転したいないときは、時々ご飯も作ってくれるけど…
何が息子の問題?
ゲームをしていること?昼夜逆転していること?
学校に行かないこと?
ワタシの問題とは…?
息子の不登校を受け入れて納得したい、とか?
そもそもワタシは、息子の不登校を受け入れていないことを、あまり意識していませんでした。
とりあえず、仕事の帰りにママ友に会うのがすごく嫌でした。
2年生になったら、来ると思ってたのにね〜
元気なの?いつも何して過ごしてるの?
勉強はどうしてる?
うちの子も心配してるよ
どんな言葉をかけられても、何も入ってきません。
職場はママ友だらけだったけど、みんなあたたかく見守ってくれていて(ワタシのことを)、何事もないように、いつもと変わらないように、淡々と仕事していました。
それが、ありがたかった…
うちは、夫婦とも実家が徒歩圏内なので、祖父母たちも行かなくなった息子のことを、とても気にかけてくれていました。
学校に行かなくて良いから、どこか過ごす場所を探してあげたら?
身体に良くないから外には出ないと
不登校のことを書いた本を買ってくれたこともありました。
うん、ありがとうございます…
でも、その本は息子には渡しませんでした。
ワタシも読んでみましたが、…だから…?
という感想しか無かったです。
祖父母は、最初こそ色々と心配していましたが、そっと見守ってくれるようになり、ワタシのことも労ってくれてとてもありがたかったです。
不登校。
小学生、中学生、高校生。
学校なんて、行かなくても大丈夫
いつか行くよ
学校に行かなくても幸せだよね
んー…
でもね、うちの場合は、やっぱり行かなくなった、というより、行きたくなくなった、が大きかったので、高校卒業する時に息子がぽつり。
やっぱり、ちゃんと学校行って、みんなとわちゃわちゃ高校生やりたかったな〜
なんてね。
通信制高校を選んだことも、自宅で高校生やったことも、息子が自分で選んだ道です。
そりゃそうよね。6年近く、同年代の友達らしい友達と交流無かったんですもの。
ただ、後悔はしていないけどね!
と息子。
この生活も、飽きたな
の言葉通り、息子はゆるく大学に通っています。
有名でもなく、偏差値が高いわけでも、大規模でもなく、とってもこじんまりした大学。
でも、毎日友達が一人ずつ増えていって、楽しそう。
それだけで良い。
毎日、楽しく過ごしてほしい。
そして、生きていくために必要なことを、少しずつ学んでいけば良いよね。
これからは、出来るだけ、後ろでそっと見守っていこうと思います。
不登校に悩む、特にお母さんの負担が、ものすごく大きいな、と感じます。
お仕事を休んだり、転職をぜざるを得なかったり。
ワタシも、だいぶ参っていました。
それが、息子にも伝わっていたから、お互い余計にイライラして。
イライラを消すためだったのか、息子も辛かったんだろうな、という出来事を、次回は振り返ります。
お読みいただき、ありがとうございました。
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