『ソニック × シャドウ TOKYO MISSION』
『ソニック × シャドウ TOKYO MISSION』を子と観てきた。このシリーズは1作目から本3作目までの全作を子と劇場で観ている。全年齢層向けエンタメとしてきっちり見せ場が続いていて好きだ。撮影や構成などちょっとユルめのとこも、なくはないのだけれど、横に座る子が、飽きずにスクリーンを見つめていたから100点。しかし公開初週なのに、選択肢が小さなスクリーンしかなかった。初週で6200万ドルを稼ぎ、12月公開PG映画として過去2番目の興収を記録した北米とは大違いである。
私自身が別段SEGA派というわけでもないのに、子は以前からソニック・ザ・ヘッジホッグが好きで、子の棚にはNintendoよりもソニックのグッズの方が多いくらいだ。ゲームの方はNintendo Switchで『ソニックフォース』くらいしかプレイしていないのだけれど、アニメシリーズは『ソニックX』と『ソニックプライム』を観ている。ゲームセンターで一時期やたらにプレイしていた『マリオ&ソニック AT 東京2020オリンピック』でもソニックの登場キャラクターばかり選んでいた。
大阪だと1/9まで梅田阪急三番街北館のキディランドで特設コーナーがあるので映画の帰りに寄ると楽しい。
北米ではゲーム時代からめちゃ人気で映画では新登場キャラのダークヒーロー「シャドウ」(演じるのは原語ではキアヌ・リーブス、日本語吹替は森川智之さん)が、東京でバイクを爆走させて、追走するソニックが「トーキョードリフトかよ!?」とツッこむネタ(『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』)があって、そのあとにバイクでスカイツリーを駆け上がり、てっぺんでいわゆる「AKIRAドリフト」をかますのであった笑
本3作目はジム・キャリーの怪演にさらに磨きがかかり──クレジットでもアートなんちゃらという肩書きがあって、かなりの部分のスキットや小ネタを仕込んでいると思われる。VFXコンポジットがあるカットが多い(=決まりごとが多い)のに《これアドリブなんじゃないか》とすら思える演技もあった──たまらん出来であった。