大阪のグラデーション

店の前でおばちゃんやおっちゃんが焼いてるホルモンやチヂミうまいんだ。キムパプなんかもあったら最高やね。


 大阪の商店街には周知の通りたこ焼き屋も多い。以前に住んでいた大阪市の長居公園の南のほうなんて片道15分くらいで歩いていける範囲内だけで思い浮かべても十二、三軒はタコ焼き買えるとこあったからな。で、ホルモン屋もたくさんあって、『じゃりン子チエ』のような酒を飲む店だけでなく、それは商店街のみならず住宅街にとつぜんあらわれたりする。精肉店の脇に鉄板が置かれてたりする。

 以前、大阪→東京に居を移した人と大阪の街を歩いていた時に、その人は街の違いを端的にこう表現していた。

 「東京ほど繁華街と住宅街の境目がパキッと分かれてはいなくて、大阪はなだらかなグラデーションや段々畑なんですよ」と。同感だ。

 大阪市内は東京都内に比べて土地の高低差が少なく、大通り沿いを通らなくとも自転車でグングン街を横断していける。すると、賑わっている筋(通り)を越えて静かな住宅街があってさらにまた繁華街があってすぐ脇にまた住宅街……とミルフィーユみたくなってるのが実感できる。


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