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のってたのしい列車SATONOで行く!営業初運転区間を満喫! 仙台⇔新白河 東北本線の旅

2025年最初の鉄道旅はクラブツーリズム鉄道部ツアーから始まった。新春1月2日、「のってたのしい列車」として2024年春にデビューした「SATONO」に乗車しした。
営業運転区間では初めてとなる東北本線の郡山ー新白河間を走行し、東北本線を満喫するツアーとなった。

旅のポイント

①2024年にデビューした「のってたのしい列車」SATONOに乗車し、東北本線の車窓をお楽しみください
②仙台⇔新白河は、SATONOとしての初営業運転区間となります
③台紙付きクラブツーリズム鉄道部オリジナル記念硬券セット付(お一人様おひとつ)※未就学児のお客様にはございません
④クラブツーリズム鉄道部員が同行いたします。

のってたのしい列車SATONO

2両編成のHB−E300系ディーゼルハイブリット車両は元々、「リゾートあすなろ」として主に盛岡、青森地区で運転されていたが、2024年4月に外装を一新して南東北の新たな観光列車として生まれ変わった。1号車の緑を基調としたデザインは、郷・山・森の緑、めぶき、わかば、常磐色、2号車の青は、空の青・川のせせらぎ、海の蒼・雪化粧をイメージ。 車両の色合いで南東北の豊かな風土を表現している。これまで磐越西線郡山〜喜多方、仙山線、左沢線で運転されていたが、昨年冬からは石巻線や仙石東北ラインを経由して仙台から女川までの列車にも充当されている。

https://www.jreast.co.jp/railway/joyful/satono.html

仙台駅電光掲示板
東仙台方面から入線。2両編成
2号車リクライニングシート
車端部
東北地方の緑をイメージしている

時刻
仙台→新白河
列車番号:9572D 
仙 台 10:05 10:14  ⑥
名 取 レ  10:28
岩 沼 レ  10:35
白 石 レ  11:00
藤 田 レ  11:17
福 島 11:35 11:50 ②
松 川 レ  12:01
本 宮 レ  12:16
郡 山 12:30 12:32 ⑤
矢 吹 レ  12:53
白 河 13:06 13:11
新白河 13:16 13:25 ⑦

新白河→仙台
列車番号:9573D
新白河 13:16 13:25 ⑦
白 河 13:30 13:36
須賀川 レ  13:58 
郡 山 14:11 14:26 ④
二本松 レ  14:43
福 島 15:02 15:04 ③
藤 田 レ  15:17
白 石 15:34 15:49 ①
岩 沼 レ  16:16  
名 取 レ  16:24
仙 台 16:39 16:49 ④

スローな東北本線の旅!

仙台駅を定刻で発車した。今回はリクライニングシート2号車に乗車した。

東北本線の仙台近郊は見慣れた風景である。お正月真っ只中のそれも新年初売りの日とあって列車に乗車する人よりも降車する人が多かった。

この先、福島、新白河と停車し、折り返して、往路は郡山、福島、白石のみに停車した。特急列車さながらの停車駅である。SATONOの窓は観光用に大きな設計となっており、窓から見える景色も楽しめる。

槻木ー船岡間
蔵王連峰。手前は白石川

この時期の東北本線沿線は峠越えでうっすらと積もった雪をみることもできた。白石の手前では右手奥に真っ白な蔵王連峰の一部を見ることもできた。

東北新幹線
越河駅を通過
貝田駅を通過。ここから福島県

停車駅を絞ったものの、仙台から福島間はゆったりとした走行であった。

福島平野
藤田駅を通過
東福島駅
山形新幹線の上りアプローチ線。アプローチ線が完成すると、山形新幹線のダイヤは柔軟に設定できる可能性もある。
完成も間近
福島駅構内
SATONO
駅名標とともに
車内にはNゲージもある
冬の期間は「だてSATONO」として運行される。
改めて車内

福島から郡山間は100km/h前後で走行する区間もあり、普段のSATONOの運転ではおそらく体験できない瞬間でもあった。

安達太良山?
南福島ー金谷川間は上下線で異なるルートを走行する
福島市内の街並み
カーブの連続する区間
金谷川駅を通過

郡山を発車すると、いよいよ営業初運転区間に差し掛かる。福島県の最南、関東に最も近い場所までSATONOが乗り入れたことになる。

郡山貨物ターミナル駅
白河に到着。クラブツーリズム鉄道部のヘッドーマークが特別に登場した。
新白河で折り返しとなる。
駅名標とSATONO
SATONOのロゴ
復路も白河に停車

新白河で折り返すと、復路は白河、郡山、白石の3駅に停車した。景色は先ほどと同様であるが、ゆったりと流れる景色に乗車しているこちらもゆったりほっこりした気分であった。

クラブツーリズム鉄道部のヘッドマーク
ミニこけし。かわいい!
東北地方の風景

前面展望が素晴らしい!

SATONOの魅力は大きな窓だけではない。客室内から前面展望が楽しめる設計となっている。前面の窓も大きく造られているのが特徴である。

東北本線の前面展望
郡山車両センター
郡山で扉開放
駅名標とSATONO
磐越西線の快速列車
磐越西線は専用ホームから発車する

復路の金谷川から南福島間の峠越え、峠を登りきった後の福島市内の見晴らしに心奪われた。

そして、ダイヤにも注目したい。復路はかつての快速仙台シティラビットを彷彿とさせる俊足ぶりで、郡山→福島、福島→白石はかなりの高速運転だったと記憶している。

福島交通飯坂線。福島駅を発車したところ。
大きな窓
白石に到着
白石始発の列車が入線
足元の間隔が広いのも特徴

今年4月から運行を始めたSATONOは、時期によっては予約の取りづらい列車となった。今回は年末年始の休暇に合わせてツアーが企画された。SATONOへの乗車チャンスが限られる中でツアーに参加できて良かったと同時に普段は見られない少しだけ高みの見物気分で東北本線仙台⇔新白河を往復することができた。

終点・仙台に到着。約6時間近い東北本線往復の旅が終了した。
記念乗車証明証。記念台紙付きの表面
裏面

SATONOでのツアーは2月にも予定されており、仙台から陸羽東線の鳴子温泉まで運行される。陸羽東線への入線も初となる。クラブツーリズム鉄道部のツアーは、シャレが効いており、2月も初運転区間を走行することになっている。

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