トレーニングと爪
こんにちは、りょうけんです。
かなり久しぶりになってしまいましたが、今回はトレーニングと爪についてさっとお話ししていこうと思います。
早速ですが皆様は爪をどのくらい伸ばすでしょうか?
オシャレや機能性を重視して伸ばす方
深爪に近いくらい徹底してお手入れをする方
様々だと思いますが、結論から申し上げるとトレーニングのレベルアップをしたいのなら適度に短く整えておくのが最善と考えられます。
私は毎日のトレーニングの中で、爪を切る前と切った後では握り込む感覚がかなり違うことを発見しました。足についても新鮮な感覚で踏めることを発見しました。
そこで自分自身でデータを集め、調べていくことでトレーニングと爪には深い関係があることを知りました。
では、早速トレーニングと爪の関係について以下の項目からどのように関係があるか掘り下げて行きましょう。
・感覚とは
・感覚をトレーニングに活かす
・爪の役割
感覚
の種類について皆様は考えたことがあるでしょうか?
一概に感覚といっても「痛い」「冷たい」「動いている」など様々な感覚があります。
感覚には大分類で体性感覚、特殊感覚、内臓感覚があり、今回はその中でも体性感覚に分類される固有感覚に着目していきます。
固有感覚とは、筋・腱・関節に存在する固有感覚受容器により提供される身体の動きを捉えるための情報です。
その情報が脳へ伝達され、状況に応じた動作ができるのです。
例えば10kgのダンベルを持ち上げるのと、重なった紙を一枚だけ取るのが同じでは無いように
持つ場所や、力の入れ方、持ち上げるストロークから指先の触感まで、それぞれ異なります。
皆様は毎回その判断を無意識に行なっていますがこの一連の流れこそ固有感覚がしっかり働いているからこそなのです。
では、
固有感覚がどのようにトレーニングで生きてくるのでしょうか
例えばマシンで決まった軌道に動作をする場合でも、その軌道からずれた方向に力を発揮したら、無駄な力を発揮している事になり、効率が悪くなり効き方が変わってきます。
10で押されたら真逆の方向に11で押し返せば挙上できると言えます。
これはフリーウエイトやケーブルマシン等でも運動連鎖の観点から同じことが言えます。(運動連鎖については長くなるので今回は割愛)
なのでグリップ内で握る強さや、負荷を乗せる位置を変動させて種目ごとの意識を変えセットに臨みたいところです。
つまり、ウェイトの接点である手の固有感覚受容器を研ぎ澄ませ、固有感覚に耳を傾けることがトレーニングレベルの向上には必要不可欠と言えます。
現にトップ選手はセットに入る前にグリップを細かく何度も握り直したり、瞑想に入り手や足から入る固有感覚を鋭く感じ取っています。
爪の役割
について、前項で解説しました固有感覚受容器が集中している場所は足先、指先に多く分布されています。
その中でも指先の深部に存在する感覚受容器に情報を効率よく伝達させるのが爪なのです。
爪は古くから皮膚が変形したものだと知られています。
役割としては指先の変形を抑え、力を効率よく伝達する支えとして活躍しています。
ある研究からはマニキュアをした爪では指先の感覚が鋭くなることがあることから、溶液に含まれている溶剤が爪を変形させ、剛性が増して深部の感覚受容器を刺激しやすくしていることが分かっています。
さらに爪の根本には感覚受容器が集中している事から爪の剛性が指先の感覚受容に大きく貢献していることが考えれれます。
しかし、私はトレーニングの中で
爪が長くなると、爪がしなり、剛性が低下し感覚が鈍くなるの事に気がつきました。
そのため常に感覚の良い状態に整える事に気をかけています。
これは個人差もあるので一概に長さは指定できませんが、長すぎると明らかに握り込む感覚が落ちる事は明確です。
同じように短かすぎても剛性が失われ、感覚不良に陥りやすいでしょう。
つまり、まとめると
皆様は普段のトレーニングで手の感覚、さらには指先の感覚にまで意識を張り巡らせてトレーニングできていますでしょうか。
トレーニングのレベルを上げるのなら
ただなんとなく握って対象筋だけを意識するのではなく、さまざまなリスクやメリット等を考え細かい部位にも意識を張り巡らせるとワンランク上のトレーニング内容になるかもしれません。
ただ、意識しすぎて頭を硬くしないでください、あくまで理屈です。
トレーニングで一番大切なのはもう挙げられないと思うところからいかに数発挙げるかです。
現に私は手からダンベルやバーベルが剥がれ落ちるまでレップをこなしますし、もう立てなくなるまでしゃがみます。
そこまで内容の濃いセットにするために感覚に耳を傾けているのです。
今回は以上になります。皆様のトレーニングレベルを向上させるお手伝いになれば幸いです。
質問等ありましたら個別で対応いたします。
りょうけん
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