うつ病とひきこもりの共通点
うつ病YouTuberのほっしーさんの動画を視聴しててひきこもってた頃の自分の経験と共通する苦しみがあると思ったので書き出してみる。
甘えと言われる
客観的証拠がないので苦しみの度合いが他人に分からず家族ですら心ない言葉を浴びせる。
うつ病は脳の病気らしいけどつらさが判りにくいという意味ではひきこもりと同じだと感じた。
手書きの書類
日本はいまだに書類文化。
健常者でも無理なくらい多い場合もある。
実はすごく頭を使う行為であり、できないと「こんなことも出来なくなったのか・・・」と落ち込む。
診療などを予約するときの電話も敷居が高い。
自分の場合、解らない箇所を人に聞いたりするのがハードル高くて役所とか郵便局でも緊張する。
ひきこもってたころ据え置きの電話が家にあって
「かかってきたら留守番してる者が出なくちゃいけない」
というプレッシャーが強くて音が鳴るのが恐かった。
「世界中の人間が自分がひきこもりであることを知ってて責めている」
という強迫観念に囚われていたので誰かと会話することに怯えていた。
そろそろ働かない?
復帰する環境が整ってないのに社会に出て働くの難しい。恐い。
根性で己を鼓舞して出て行くのも出来ない。
それまでそういう生き方をしてたから病んだ。
ひきこもりになったばかりの頃は「ひきこもり」という言葉も知らずただ焦りイライラしてた。
「何かしなくちゃいけない」と頭ではわかっているけど体がついてこない
自分の状態をどう把握していいか分からず戸惑っていた。
理解のない家族の言葉
発した言葉が傷つけたかどうかは言われた方が決めること。
家族や支援者の「サポートしてあげている」というある種の「上から目線」が厄介。
ひきこもりに関しては何もしてくれないくせに説教したり
頼んでもないのに先回りして勝手に余計なことをしておいて「何かをしてあげた」気になってる。
苦しい時には何もしてくれないくせに何もしなくてもいい時に余計なことをする。
YouTubeばかりやってないで働け
もっと当事者の発信ふえてほしい。
専門家は一般的なこと、薄く広いことしか言わない。
当事者は百人いたら百通りの体験がある。
それぞれがその事を言語化することで客観視できるようになり本人の気持ちが楽になったり
当事者の多様性が社会に共有されることで理解が深まりみんなが生きやすくなる。
遊びのつもりでYouTubeをやってないと思うけど
遊ぶのは悪いことじゃなく心の回復になる。
一生遊ぶつもりでやれば人類のDNAに刻まれた「排除されたらヤバい」という社会的生物としての記憶が働こうと思わせるようになる。
ひきこもりから出ようともがくほど無理をして結局何も出来ず無力感にさいなまれひきこもりに戻っていく。
ひきこもりやすい環境を作ってくれれば自然と社会や他人と繋がろうと思うようになる。
まとめ
社会の偏見や無理解が家族を通して当事者に突き刺さり状態の悪化や長期化を招いてる気がした。
家族が当事者の側ではなく世間の側に立つのが「ムラ社会」日本らしい。
ひきこもりは状態像であり、うつ病は脳の疾患だけど
どうメンタルを守り生き抜いていくか
に関しては共通点が多く学びもあった。
もっと生きやすくなる思考法や知恵を多くの人と共有したい。
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