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「アドラー心理学実践講座」が始まります。
10月03日(木)から早稲田大学エクステンションセンター中野校で、「アドラー心理学実践講座」が始まります。今回、何回目の受講だろうかと数えてみたら、春の入門講座と秋の実践講座、合わせて11回目の受講です。
初回の講義のアイスブレイクでは、アドラー心理学を学び始めたきっかけを話し合うことがあります。そこで今日は私がアドラー心理学を学び始めたきっかけについて書きます。
私が始めてアドラーを知ったのは、2014年の春でした。当時、職場で利用者の支援方法をめぐって対立がありました。私は自分の信念を曲げてまで同調することができず、悩んでいました。そのとき、偶然見つけたのが、「嫌われる勇気」でした。最初は、人に嫌われても平気な生き方を求めて本を読みました。ところが、アドラーが伝えようとしていることが私にとって心地よく、反対にやり直す勇気をもらうことができました。
その後、もっと深くアドラー心理学を学ぼうと思い、手にしたのが向後千春先生の「コミックでわかるアドラー心理学」でした。その本でさらに興味が増し、コミックの巻末に書かれていた、中野のオープンカレッジに申し込んだのが始まりです。
始めて受講したのは2015年01月でした。その年の実践講座は、年明けでした。私は、大学にまったく縁がなく、校舎もイメージができなかったこと、さらに中野という地を知らなかったことから、01月04日、まだ商店街が営業していないときに下見に行きました。
その四日後初めての授業では、始まる前、教室の後ろの方から教壇を見ながら、誰が向後先生なのか探していました。そのとき教壇付近には、のちのアドラーガールズが集まっていました。私は、てっきり「ちはる」って女性だと思い込み、アドラーガールズだけを見ていました。そこに突然、「ハイ、私が早稲田大学人間科学学術院の向後千春です。」と男性が割り込んできました。
毎回、初めての人はどんな講義をするのか不安でいっぱいだと思います。そんな人の役に立てれば良いと思っています。まもなく、アドラー心理学実践講座が始まります。楽しみにしています。よろしくお願いいたします。