来年のカレンダーができました
障がいのある人たちが日中活動をする事業所を経営しています。日中活動では、受注、製菓、製パン、機織り、創作のグループがあり、それぞれ利用される人たちの特性に合わせた活動をしています。
その中の創作グループでは一年間かけて来年のカレンダーを作ります。最初の半年はカレンダーの上半分の絵を描きます。下絵を書くのが上手な利用者、色付けが得意な利用者、それぞれ得意な工程が異なります。一枚の絵にいろいろな利用者の手が入っています。
絵が完成すると、数字を作ります。1~31までの数字を黒、青、赤、3色で作ります。次にそれをバラバラに切って、月ごとに並べ替えて原稿を作ります。これは神経を使います。以前、祝日を忘れてしまいひと月あわてて作り直しました。「神は細部に宿る」です。
今日、創作グループの利用者が見本を持って来てくれました。
「髙橋さん、ちょっといい? これできたから、見て、早く…」
興奮気味に届けてくれました。
これから印刷をして製本をします。このあと、グループの担当職員には重大な仕事が残っています。カレンダーの上部に円盤カッターでミシン目を入れる仕事です。定規を当ててもすぐに曲がってしまい、そこで失敗すると1枚が無駄になるのでこれも大変神経を使います。
まもなく販売です。
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