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教え方を考えると自分の理解が深まる(教える技術2回目③)

01月09日(木)から早稲田大学のエクステンションセンター中野校で向後千春先生の「教える技術」が始まりました。今回もそこで学んだことを障がいのある方への支援場面で活用すること、また支援者の働き方改革への活かし方考えて書いていきます。

2回目は、認知技能の教え方でした。講義では、前回講義についての質問に答えたあと、記憶の仕組みについて説明があり、その後グループに分かれて、アフリカの国名を覚える、教えるワークを行いました。今日は、ワークで気がついたことを書きます。

ワークでは東アフリカグループと西アフリカグループに分かれました。それぞれ、自分のエリアの国名とその場所を相手グループに教えるプログラムを考えました。たとえば、国名の頭文字を抜き出して呪文のように覚えたり、国名から物語を作ってつなげたりしました。次にグループから2名が相手グループに行き、相手グループが考えた記憶プログラムのレクチャを受け、国名と場所を覚えてテストをしました。また、グループに残ったメンバーは教える役になりました。

私は、自分のグループを出て、相手グループで西アフリカの国名を覚えるレクチャを受けました。プログラムは国名をアナグラムで並び替えたり、馴染みある単語に言い換えたりされていました。たとえば、「モーリタニア」という国名は「リニアモーターカー」と覚えよう、「ニジェール」という国名は「逃げーる」と覚えようという具合です。

教える役のメンバーは楽しく、リラックスして学べる雰囲気を作ってくれました。おかげで私は、わずかな時間で16ヶ国中、8ヶ国の名前と場所を覚えることができました。

このワークではまず、教えるためのプログラムを作ってから、相手グループでレクチャを受け、テストにのぞみました。テストにのぞんでわかったことは、その前に、教えるために作った自分たちのプログラムが頭の中にしっかり残っているということです。と、いうことは人に教えるために説明する、もしくはそれを言語化すると、自分の身につくということです。

私は、早稲田のエクステンションセンターで学んだ、アドラーや教える技術に、実際の支援場面の事例をかぶせて資料にします。その資料を持って事業所を周ります。支援者にわかってもらいたいという気持ちがあります。しかし、一番わかりたいのは私です。

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