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社会・情動的スキルのトレーニングをしよう!(教える技術 3回目より①)

01月09日(木)から早稲田大学のエクステンションセンター中野校で向後千春先生の「教える技術」が始まりました。今回もそこで学んだことを障がいのある方への支援場面で活用すること、また支援者の働き方改革への活かし方考えて書いていきます。


3回目は、態度技能の教え方でした。講義では、前回の講義についての質問に答えたあと、OECDが報告した21世紀スキルについて説明があり、その後、社会・情動的スキルのトレーニングについてアイディアを出し合うグループワークを行いました。

社会・情動的スキルは、目標をやりとげる意志力や他者と協働する力、自分の感情をコントロールする力です。どうやったらそのスキルをトレーニングすることができるか、グループで話し合いをしました。

私のグループの話を紹介します。感情的で無礼な人にそのことを指摘するとかえって反発をかってしまうことがあります。そのため相手の攻撃的な感情や無礼にふりまわされないよう、自分が冷静に対処する力を身につけた方が良いのではないかと、そうすると相手の行動の目的も理解できるのではないかという話が出ました。他者を変えることはできないので、自分の社会・情動的スキルを身につけるということです。

自分の社会・情動的スキルを身につける方法として、一つはアドラー心理学を学ぶというのが出ました。もう一つは、ブレスレットのような物で、人の脈拍数などを感知して、感情が昂ぶってきたら知らせてくれるような物はないのか、たとえば孫悟空のリングのような物、というところで時間が来ました。

アドラー心理学も、孫悟空のリングにしても自分で自分の感情に気がつくこと、自分で自分をトレーニングしようと気づくことが大事ではないかということです。

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他のグループの発表で、社会・情動的スキルのトレーニングとして逃げるスキルが必要ではないかという意見がありました。障がいのある人の支援場面においては、逃げるスキルを持たないために、感情的になりそれが問題となってしまう事例がたくさんあります。

逃げるスキルの必要性について考えていきます。(つづく)

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