100円ショップでの買物について
100円ショップについて書きます。
中学3年生の次女が紙のファイル整理に苦労していました。この3年間、学校からもらったプリントが綴ってあったファイルです。かなりの冊数がありました。一度ファイルを束ね、きつく縛ってゴミに出そうとしたところ、分別をしなさいと妻に言われてやり直しの作業です。ファイルの金具の部分とギザギザがついたプラスチックを分解するのが大変だったようです。
私にも同じような経験があります。
100円ショップができ始めた頃、ファイルが安いというのがとても魅力でした。穴あけパンチで穴を開けて閉じるファイルと、中が透明の袋になっているファイルをたくさん購入し、資料を整理しました。それまで、ファイルは高級な文具でした。
しかし、やがてペーパレスの時代が訪れました。さらにファイルばかりが増えて、書庫が足りなくなってしまいました。あらためてファイルの中を見返すと不必要な書類ばかり、当時は、ファイリングすることで満足していました。
やがて、置き場がなくなりました。さらにプラスチックファイルは表紙が湾曲し、じゃまになりました。また処分はゴミの分別が思いのほか大変でした。透明の袋から書類を出すのは大変です。何度も紙で指を切りました。また書類はシュレッダーにかけます。横着して大量に紙を突っ込み、つまらせ、つまりを取ろうとしたら周囲はゴミだらけになりました。
紙のファイルは、分解し、絵画作品の台紙の厚紙にしています。このとき、金具とギザギザのプラスチックを分類するのが苦労しました。
100円ショップができ始めた頃、100円というふれこみに踊らされて余計な物をたくさん買っていました。100円だからすぐに使えなくなってもいいよね、とか100円だから試しに買ってみようか、そんなやりとりをしていました。その物の価値は値段だけで決まるものではありません。しかし、粗末にあつかうようになっていました。今になって反省しています。
最近は100円ショップの製品の質がとても良くなりました。見た目もセンスが良いものばかりだし、すぐに壊れたりすることもなくなりました。大切にしなければいけません。
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