見出し画像

大失敗、西暦200年に決議された議案

大きな失敗をしてしまいました。6月は、一年の中で一番忙しい月です。特に今年の6月は多忙です。私にかぎらず、日本全国の社会福祉法人の経営者は、同じような忙しさを感じているのではないでしょうか。この忙しい中、やり直しです。

社会福祉法人、複雑な手続き

私は、障がいのある人が利用する社会福祉法人を経営しています。社会福祉法人は、6月に理事会、評議員会を開催し事業報告、決算報告をしたのち、その旨を、6月末日までに登記と所轄庁への報告を済ませなければいけません。忙しい月です。

さらに今年は、理事、監事の役員改選に合わせて、法律改正後、初めての評議員の改選があります。手続きが複雑すぎます。来週の理事会は、改選関係の議案を含めると全部で10議案もあります。それをまちがえずに進めなければいけません。混乱しています。

監事監査

さらに、今日は理事会前の監事監査でした。監査では、監事が一年間分の事業実態の確認をします。私は、昨日の夜まで、監事に監査いただく書類に目を通していました。目が痛いです。

監事監査に向けて、各事業所から大量の書類と事業報告書が届きました。各事業所の報告書を読んでいると、コロナ禍における一年間の苦労が見えてきます。

コロナ禍における工夫と苦労

各事業所とも2020年度後期は、感染対策をしながら事業を活性化させています。まず、作業室のレイアウトを変更しました。物の位置が変わると不安定になる利用者がいます。最初のころは苦労したことと思います。次に、一日の流れに消毒の時間を含みました。たとえば、食後の歯みがきです。従来は、洗面所に利用者が集まり支援をしていました。それを一人づつに変更しました。一人づつ、洗面台の前に行きフェイスシールドを付けた支援者が対応します。そのため、全員が終わるまで長い時間がかかります。最初は、順番を待てない利用者がいました。しかし、繰り返しの中で待っていただけるようになりました。利用者の協力で密にならない活動ができています。

また、利用者が楽しみにしている行事も再開しました。クリスマス会は円座で歌うことなく横一列で楽器を鳴らし、そのあとは分散してケーキを食べました。また、苦労と工夫が見えたのは節分です。例年は、鬼のお面を作って豆をぶつけあっていました。しかし、今年の節分は、利用者が横一列に並び、自分たちで作った大きな鬼に向かって豆を投げました。素晴らしいアイディアです。

支援者の工夫と利用者の協力でコロナ禍を乗り越えています。

大きなミスが発覚!

監事監査では、私が作成した法人運営に関する記録も見ていただきます。私の管轄は、理事会や評議員会のまとめです。これらは国の定めに基づいて作成します。ここで私の大きなミスが発覚しました。下の写真です。

画像1

議決された日が西暦200年になっています。西暦200年は卑弥呼の時代です。訂正をしなければいけません。訂正は、この紙を破いて正しい紙をつければすむものではありません。二重線で取り消して、14字削除15字挿入と記入したうえで役員から訂正印をもらいます。私が足を引っ張てしまいました。

6月を無事に乗り越えよう!

日本全国の社会福祉法人が6月前半に理事会を開催します。私は、複数の社会福祉法人の理事に就任しているため、来週は、理事会週間です。それが終わると6月の後半は評議員会です。個人的には、ちょうどその真ん中に大学の試験があります。さぁ、がんばろう。

いいなと思ったら応援しよう!