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GW明けの憂鬱を吹き飛ばしてくれる利用者たち

ゴールデンウイーク明けの仕事は憂鬱です。私は、2日前から在宅でできる仕事を始めていました。そうしないとゴールデンウイーク前のことが抜け落ちます。また、最近は、事務室に行かなくても仕事ができるので便利です。その代わりに「行かなくてもいいのに…」と思い、よけいに憂鬱になります。しかし、私には、私のことを待っていてくれる人がいるので、仕事に行く気力が湧いてきます

私は、障がいのある人が利用する社会福祉法人を経営しています。法人の本部が日中活動事業所の中にあり、いつも利用者の皆さんが私の相手をしてくれます。特に長い休み明けは念入りです。

ゴールデンウイーク明けの朝

ゴールデンウイーク等、長い休みの朝はいつも以上に事業所の玄関が込み合います。通常、グループホームの利用者は送迎車で事業所に来ます。しかし、長い休みは実家に帰省していた人が多く、ご家族の車で事業所に来ます。すると、事業所の玄関は、利用者とご家族で密になります。幸い、今日は気候が良かったため、事業所の外でご家族とお話をすることができました。

私は、玄関で利用者が来るのを待っています。利用者は、事業所に来るなり休み中のことやご家庭でのこと、いつもと同じ話を始めます。「お母さん会いました」とか「パン食べた」、「バイオハザード見た?」、「今度いつ帰る?」そんな話が9時半ごろまで続きます。

その後、私が事務机の前に座っていると、自分のロッカーに荷物を入れ、水分補給を済ませた利用者が、私のところに来てさっきと同じ話を始めます。だいたい、一日で同じ話を4~5回聞かせてもらいます。

このやり取りをしていると、ゴールデンウイーク明けの憂鬱さもいっぺんに吹き飛びます。

ご指名されます

利用者の中に20年以上の付き合いになる人がいます。その人は、養護学校高等部の実習で私の事業所に来たときからのお付き合いです。最初の受け入れを私がさせていただいとせいか、たいへん仲良くさせていただいています。休み時間になると、私のところに来て「社長さんいた!」と言って、私のそばで絵を描いたり、私に話かけてくれます。私がいないと「社長さんいない」っと探していると言います。

私が社長と呼ばれるいきさつは、法人のnoteに書きましたので、よろしければそちらもご覧ください。

私の活力

利用者の皆さんが帰られるときは、玄関で見送ります。20年の付き合いになる利用者は、私のところに来て「社長、明日来る?」と声をかけてくれます。私が「明日来るよ、よろしく願いします。」と返すと「ラッキー」と言って喜びます。

こういう一つひとつのやり取りが、私の活力です。ゴールデンウイーク明けの一日、今日もたくさんしゃべって、たくさん笑いました。今朝は、布団から出るのが大変でした。しかし、一日を振り返ると利用者のおかげで今日も充実した一日になりました。利用者の皆さんに感謝です。

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