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これが普通なんだ…

10連休も今日で終わりです。子どもたちは憂鬱な夜を迎えています。

その子どもたちに話を聞くと、このゴールデンウイークで一番楽しかったことはクローバー(私の事業所)ですごしたことだと言います。旅行よりも?と聞くと、家族旅行は定番って感じだけどクローバーはハプニングの連続がたまらない、あんなに笑ったのは久しぶり、とのことです。

子どもたちが来てくれた3日間、利用者のみなさんも楽しそうにしていました。また、子どもたちのそばから離れませんでした。私は職場で大笑いをしたあと、家に帰ってから子どもたちの話を聞いてもう一度笑いました。

子どもたちは、利用者の皆さんの行動や反応が自分たちの想像を超越していて面白かったと言います。たとえば、物を取るのに人の手を取って物を取ったり、同じところを繰り返し繰り返し雑巾がけをしていたり、一回一回OKのポーズを求められたり、給食のメニューを読み上げるだけで大喜びしてくれたり、トイレに入るときにサングラスをかけて行ったり、私からすると日常になっている光景が子どもたちには新鮮に見えたようです。

次女は、ちょっと変ことしているなぁて思ったけど、同じテーブルにいた職員さんが笑っていたからこれが普通なんだと思ったと言っています。

実はこれはとても重要なことです。利用者が同じことを何度も言ったり、ちょっと変わった行動をとったとき、支援者が注意をしたり嫌な顔を見せると、何も知らない人はその行動は良くない行動だと思ってしまいます。でもそばにいる支援者が涼しい顔でニコニコしていると、これでいいんだと思えます。

障がいのある方の行動を、ユニークととらえるか、問題行動ととらえるかは本人の問題ではありません。支援者の対応で変わるということを意識していなければいけません。

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