世界が変わって見えた日
おおげさなタイトルをつけてしまいました。しかし、今日、本当に世界が変わって見えました。
脊椎管狭窄症の手術を受けて10日が経ちました。退院は昨日でした。私は、手術前、5分以上続けて歩くことができませでした。それがたった10日で、姿勢正しく元気よく歩けるようになりました。
手術翌日は、床に足を着くのがやっとでした。力が思うように入りませんでした。それが毎日、病棟の廊下を歩くことを重ね、5分、10分、20分と続けて歩けるようになりました。さすがに昨日、家に帰って来た時は、坂道や階段に苦労をしました。しかし、歩ける!という確信はありました。そこで今日、娘と一緒に近くの公園に行きました。
家から歩いて10分の所に保土ヶ谷公園があります。今日はそこからさらに奥まで進みました。そこは桜の名所で、満開を少し過ぎた桜が、私のことを待っていてくれました。
自分の足で歩いて桜を見に行ったのは十年ぶりくらいです。最近は、車で出かけ、桜だけ見て帰っていました。それが限界でした。まさか、自分でここまで歩いて来れるとは思っていませでんした。
今日は風も心地よく気持ちの良い一日でした。さらに季節は、桜からチューリップに移り始めていることを知りました。いろいろなことを再発見をした一日になりました。
私は、痛みに強いことを自慢していました。我慢することがあたりまえだと思っていました。しかし、それは無駄な我慢でした。もし、同じように脊椎狭窄症で困っている人がいたら、思い切って手術をすることを勧めます。
世界の見え方が変わります。
遠くに見えるのはランドマークタワーです。