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深夜放送の時代/Go Go Go!!! And Goes On!!
昨夜遅く、長女の部屋の灯りがついていました。今朝、話を聞くと、ラジオの深夜放送を聞いていたとのことです。ラジオと言っても今は、スマホアプリです。でも、深夜放送と聞くと胸がキュンとします。私も学生のころは、毎日、深夜放送を聞いていました。
私の中高生のころの生活は、夕飯を食べたら一度寝ます。その後、23時ころに目覚めて、それからラジオを聞きながら活動を始めます。
1970年代の深夜放送
あの頃、特に好きだったのが、月曜深夜の中島みゆきのオールナイトニッポン、火曜深夜の谷村新司のセイヤング、木曜深夜の野沢那智と白石冬美のパックインミュージック(ナチ・チャコ)です。深夜放送からは、いろいろなことを学びました。
中島みゆきさんからは、恋愛の仕方を学び、谷村新司さんからは、スケベのあり方を学び、ナチ・チャコからは、大人と子どものはざまで生きる世代の生き方を学びました。
先日の入院中、消灯後はこっそりベッドの中で、YouTubeにアップされている昔の音源を聞いていました。谷村新司の「天才・秀才・バカ」は、最高です。
また、今のように情報も音楽も簡単に手に入らなかった時代、ラジオは魔法の箱でした。好きなアーティストの新曲やコンサートの情報は、ラジオで知りました。芝居の情報もラジオでした。また、洋楽の情報は、ラジオのDJが先生でした。
月曜深夜、中島みゆきのオールナイトニッポン(25時~27時)が終わると、オールナイトニッポン第二部、糸井五郎のオールナイトニッポンがありました。糸井さんは日本のDJの草分け的存在で、音楽にのせた独特の口調で軽快に洋楽を紹介してくれました。
洋楽の先生
糸井五郎のオールナイトニッポンの始まりは、こんな感じです。
Hi!夜更けの音楽ファンこんばんは。
明け方近くの音楽ファンおはようございます。
君が踊り、僕が歌うとき、新しい時代の夜が生まれる。
太陽の代わりに音楽を、青空の代わりに夢を、Go Go Go!!!
もひとつおまけにGo!
オールナイトニッポン、Go Go Go!!! And Goes On!!
今でも、オールナイトニッポンのオープニングテーマの「Bittersweet Samba」を聞くとウキウキしてきます。パックインミュージックのエンディングテーマの「シバの女王」を聞くとしんみりします。天才・秀才・バカのテーマの「燃えよドラゴン」を聞くと…。
深夜放送の終焉
やがて、深夜放送の領域にもテレビのアイドルやお笑いの人が進出してきました。時を同じくして私も大人になり、ラジオから卒業してしまいました。
今日、小島一慶さんの訃報が報じられました。小島さんもあの頃のラジオを支えた一人です。心よりご冥福をお祈りいたします。