最後のスターウォーズ
スターウォーズを観に行って来ました。これが最後です。私は、次回作の製作が発表され、少しづつ内容が明らかになりながら公開を待つ間が好きでした。その楽しみがないのは淋しいです。
スターウォーズの第一作(のちのスター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望)が日本で公開されたのが1978年、私が中学1年生の夏でした。当時、私が住んでいた町では、あまり大きなあつかいではなく、小さな小さな映画館で2本立て上映でした。同時上映は、ジェットコースターの大惨事をねらったパニック映画でした。
また映画館も最悪でした。そこは、普段、世人向け映画を上映している映画館でした。スターウォーズが上映されているときは、館内に貼られた次回作(成人向け映画)のポスターが黄ばんだ白い布で覆われていました。中1男子は、その布の向こうとても気になっていました。
あれから40年の年月が経ちました。
今日、映画を観る前、ショッピングモールのイートインコーナーでコーヒーを飲んでいました。私の横ではお父さんと中学生ぐらいの女の子がお茶を飲んでいました。二人もこれからスターウォーズを観るようで、お父さんが、娘に熱く熱く、スターウオーズの魅力を語っていました。その娘がお父さんに聞きました。
「ねぇ、金色のロボットなんていうの」
お父さんは言いました。
「C3-2Oって言うんだよ」
いや、それ「C3-PO」なんだけど…。私は、突っ込みたい気持ちをぐっと抑えてコーヒーを飲んでいました。
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