ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした(二重生活における懺悔)
二日間にわたり、私の二重生活について書いてきました。私の名前は、中学生の先生が名前を読み違えたことにより、間違えた読み方が一般化してしまいました。さらにいつしか読み違えた読み方が本流になりました。今では本名を知らない人の方がたくさんいます。今日は、この二重生活でご迷惑をおかけしてしまったことを二つ紹介し、あらためて謝罪いたします。
日常生活、ささいなことでは、あれ?、今、私は「よしひさ」だっけ「りょうじゅ」だっけ?と思うことがたびたびあります。子どもたちも学校に提出する書類を書きながら、「ねぇ、お父さん、ふりがなどっちだっけ?」と聞いてきます。その程度です。しかし、過去に大きなことに発展したことが2回ありました。
その1.仲人が驚く
私の結婚式当日のことです。結婚式場の控室で、仲人ご夫妻と打ち合わせをしているところに、式場の担当者がやって来て、私に聞きました。
「ご新郎様、確認させていただきたいことがあるのですが」
「ご新郎様のお名前は、よしひさ様とお読みしてよろしかったでしょうか」
そのとき、私の横で仲人が驚きました。
式場の担当者は、披露宴の司会者(私の友人)と打ち合わせをしていて、私の名前の読み方が二つあることに気がつき、確認をしに来ました。私は、仲人に本名を伝えていませんでした。その後、仲人は、私の名前を間違えないようにと、何度も何度も、「たかはしよしひさ、たかはしよしひさ」と練習をしていました。申し訳ありません。
その2.住宅ローンが取り消しに…
マンションを購入したとき、銀行ローンを組みました。そのとき、特に意識せず、本名で銀行口座を開設しました。しばらくして、銀行から職場に本人確認の電話がありました。そのとき、私は利用者と一緒に外で活動をしていて不在でした。
銀行員「そちらに、たかはしよしひささんはいらっしゃいますでしょうか?」
職員「そういう人いませんけど」
当時、一緒に働いていた職員には本名を伝えていませんでした。また、その職員も間違い電話だと思い、電話があったことを私に報告しませんでした。まだ、今のように携帯電話がない時代の話です。
銀行員は、すぐに妻の職場に電話をして、私が存在しないことを告げました。その後、銀行に謝罪に行きました。すると、銀行員は「奥さんがだまされているんじゃないかと思って心配しました」と笑っていました。お騒がせして申し訳ありませんでした。
私の名前は、髙橋良壽と書いて「たかはしよしひさ」と読みます。しかし、日常的には「たかはしりょうじゅ」です。パソコンに「たかはしよしひさ」と入力することはほとんどありません。慣れないからでしょうか、今日も入力していたら、何度も「よひひさ」になっていました。
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