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グループホームのお正月
障がいのある方が生活をするグループホームを運営しています。
年末年始、実家に帰省される方もいればホームで生活をされる方もいます。今日は、帰省されずホームで年末年始をすごしている方と一緒に買い物に行き、昼食を食べてきました。
今日、一緒に外出をした方は、年末に体調をくずし食事を拒否するようになってしまいました。大きな病院に駆け込み、いろいろ検査をしました。異常はありませんでした。でも原因や理由はわかりません。それがやっと大晦日ら普通に食事が食べられるようになりました。
ご本人は、自分の体調を言葉で伝えることができません。きっと自分でもどうして良いかわからず苦しんでいたことと思います。今日、普通に食事をしている姿を見ていたら嬉しくて涙がでてきました。
反対に別のホームでは大晦日から体調がすぐれない方がいます。今日、会いに行ってきました。でもすこぶる元気でした。私の顔を見るなり、「高橋さん、(喘息の)発作が出てさぁ、これで帰ると母ちゃんが大変だから帰らないことにしたからさぁ」と話し始めました。
30代後半の男性です。実家に帰るよりホームで仲間と一緒に過ごしていたいようです。でもお母さんはとても会いたがっていたので複雑な心境です。仲間同士で初詣に行くというので、お土産でも買ってお母さんに届けたら、と提案をしてきました。
グループホームを始めた15年前は、年末年始、みなさん実家に帰省されていました。それが年々、帰省されない、帰省できない方が増えてきます。どんなふうにお正月を一緒にすごすか考えていかなければいけません。