家
この家に越して来て間もなく20年になります。そろそろ外壁や屋根の修繕が必要になってきました。ゴールデンウイーク明けの先週、さらには今週も週末には下見や見積もりの業者が複数やって来ました。どこに決めていいのか困っています。
子どものころは 引越しばかりでした
私は、今までに何回も引越しをしてきました。生まれたのは、横須賀の追浜という街です。その後、幼稚園に入る直前に藤沢に引越しをしました。雪がちらつく日だったように記憶しています。
何年か前に子どもと一緒に追浜を訪ねてみました。40年以上前の記憶なのに追浜の街をうっすら覚えていました。なんとなく、住んでいたあたりにたどり着くこともできました。当時に住んでいたアパートはありませでした。しかし、父親に連れて行ってもらった床屋が残っていました。
藤沢に越してからは、狭いエリアで引越しをしていました。途中、一度だけ一人暮らしをしました。ロフト付きのワンルームマンションが流行ったときでした。振り返ると引越しばかりしてきました。数えてみると今のこの家が10軒目になります。
この街に越してきたわけ
私は、約20年前にこの街に越して来ました。今となっては、なぜこの街に家を建てたのかわかりません。この街に来る前は、妻の実家のそばのマンションに住んでいました。そこに比べれば若干、職場が近くなりました。それ以外は、まったく縁もゆかりもないのにこの街に越して来ました。
この街に決めるまでは、いろいろな場所を見に行きました。今のこの街よりも交通の便や買物が楽な街、さらには仕事に行きやすい場所があったはずです。それでもこの場所になったのにはそれなりに理由があると思います。しかし、今さら妻に聞くこともできません。
気づいたらこの家に20年
家を建てるとき、私は、家に興味を持っていませんでした。幸い、妻が間取り作りを楽しんでくれたのでほぼ任せきりでした。また、私は交渉することや休みの日に人と会うのが苦手です。その点も、長女が人見知りが激しい時期だったので、それをいいことに子守り役に徹していました。そのため、家ができあがって引っ越してくるまでほとんど実態がわかりませんでした。越して来てから通勤経路を考えたぐらいです。そういえば、越して来たころはよく迷子になっていました。
それから20年です。一つの家にこんなに長く住んだのは初めてです。我が家は、娘が2人なのでやがてこの家を離れることも意識して修繕を考えなければいけません。この2週間でいただいた見積もりは、幅がありすぎて選びきれません。〇〇製法の屋根とか40年保障と言われても検討がつきません。どこの業者も懇切丁寧に説明をしてくれます。ある業者は、ドローンまで飛ばして見積もってくれました。
これから業者の選定です。今回ばかりは、少しは話に加わらないと怒られそうです。
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