新しい洋服を買うのをやめてみた
ショッピングモールに行くと、冬物バーゲンセールがものすごい活気です。コートが安くなっていました。あゝコートが欲しい、でも、グッとこらえてお店の前を通り過ぎました。これからの出費、私の大学の学費を、娘の学費を頭の中に描いて無駄遣いをおさえています。でも、理由はそれだけではありません。
一昨年、年末の大掃除をしているとき、最近、着なくなった洋服がたくさんあることに気がつきました。さらにワンシーズンしか着ていない洋服もあります。そのとき、もう新しい洋服はいらないのではないかと思いました。
学生の頃は、アルバイト代で洋服ばかりを買っていました。特にJUNというブランドが好きでした。DCブランドという言葉が流行していた頃の話です。JUNは、アイビールックのVANの対極にあったブランドです。洋服のデザインが複雑で変わっていて、私にはそれが魅力でした。しかし、お袋からは、洗濯のあと干すのが大変、たたむのが大変と、とても不評でした。
数年前、フランス人は洋服を10着しか持たない、そんな本が書店にならんでいました。(読んでません)さすがに10着というわけにはいきません。しかし、生活をするうえで十分すぎる洋服があります。もう新しい洋服はいりません。それを家族の前で宣言したら、娘に「お父さん、下着は新しくしてね」と言われたので、下着類だけは家族に買い足してもらっています。
服を買わないと決心して一年が経ちました。新しい洋服を買わず、古い洋服を処分したら、学生時代に買ったJUNのコートが一枚出てきました。たくさんの思い出が詰まったコートです。まだまだ十分に着ることができます。もう少し思い出を詰め込んでいこうと思います。
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