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今週、グスグス泣いた記事
草冠結太さんについて知っていることは少ない。ダイバーシティに関する記事をよくアップする。小学生の娘さんがいる、お父さん。新宿御苑で横になっていることがある。たくさん父親がいた。それはたくさんの人の息子だったということでもある。他者に踏み込まないけど常に寄り添っている人。
草冠結太さんについて思うことはそれでもいくつかある。「日本一明るい鬱日記」は最初「明るく語らなきゃ病」じゃないかと疑っててごめんなさい。受療ハードルを下げてもらえるし、勇気づけられるルポルタージュでした。あなたの物語が好きで文章も好き。じんわりと、人を癒えさせる。
その草冠結太さんが、こう書いていた。
「人が生きていくための自信は、家族がつけなければならない。私だ。」
それでおとつい、職場の昼休憩中に泣かされていた。
いやこの言葉だけをピックアップすると良くないんだろうな。高邁な思想とか、教条的な何かじゃないんだ。ひとりの息子の(密かな)思いなんだ。
Sくんとは、草冠結太さんの記事に度々登場する、父親のひとりだ。
草冠結太さんが紡ぐ言葉を、親であること子であることに悩める人たちが――果たしてそうじゃない人がいるのかなと思うけど――読めばいいのになあと思う。あなたがあなたのストーリーに気づくために……なのかな。それ以上のことを書くと全部なんか曲げちゃうんだよな。だから、それだけ。本当はリンクだけ貼っておきたいくらいなんだ。だから、これだけ。