ノマドランドで監督賞を受賞したクロエ・ジャオ氏による受賞スピーチに感動した
中国出身のクロエ・ジャオ氏がノマドランドで監督賞を受賞しました。
おめでとうございます!!!
そこで、今回はクロエ・ジャオ氏が監督賞を受賞した時のスピーチについて感銘を受けたので紹介したいと思います。
「(一部抜粋)私は最近、物事が困難なときにどうやって進み続けるかについてよく考えていました。それは子供の頃に学んだことが教えてくれました。私の父と私は、古典的な中国の詩や文章を暗記して、それを一緒に朗読したり、お互いの文章を完成させたりするゲームをしていました。その中でも特に印象に残っているものがあります。それは「三字熟語」と呼ばれるもので、最初のフレーズは「人は生まれながらにして善良である」というものです。この言葉は子供の頃の私に大きな影響を与え、今でも心から信じています。時には反対のことがあるように思うこともあるかもしれませんが、私は世界中のどこに行っても、出会った人々の中に善意を見出してきました。これは(監督賞のトロフィー)、どんなに難しいことがあっても、自分の中にある善意を持ち続け、お互いの中にある善意を見出し続けるという信念と勇気を持っている人のためのものです。そして、これはあなたのためのものです、あなたは私に前進する勇気を与えてくれます。」https://www.youtube.com/watch?v=OZUt1LMH-98
皆さんは、人と接する時に自分と意見が違う人に対して斜めに構えたりしてしまうようなことはありませんか。クロエ・ジャオさんの言葉は、コロナ禍でさまざまな立場の人がそれぞれの立場からのみで意見を言い合い、中庸を見つけられていない日本の状況にも突き刺さっているような気がします。