石田諒

詩人/映像・写真作家/クリエイティブユニット・換気扇とクローゼット所属/第一詩集『家の顚末』(思潮社)発売中→https://amzn.asia/d/04J1tTl

石田諒

詩人/映像・写真作家/クリエイティブユニット・換気扇とクローゼット所属/第一詩集『家の顚末』(思潮社)発売中→https://amzn.asia/d/04J1tTl

マガジン

  • 【伊勢たずねて390km】まとめ

    伊勢市クリエイターズ・ワーケーション滞在記録・個人版

最近の記事

詩の朗読をしてきました@早稲田 Shy

11月17日は現代詩のイベント「連東孝子さんを囲んで 〜 トーク&リーディング」に参加。 会場は東京・早稲田の室伏鴻アーカイブカフェ Shy。 (現在の営業形態はお問い合わせください) 1部の「トーク 〜 日・英語詩集『蝶』をめぐって」は翻訳家・連東孝子さんと詩人・柏木麻里さんの対談。 2020年刊行の日・英語詩集『蝶』についての貴重なお話を聞くことができました。 「詩を他の言語に翻訳することは可能なのか」という話題は本当に興味深いものです。 考えたことは自分のなかでさ

    • 繰り返し読んでいる詩集、詩を書くときに考えていること。

      ❶略歴 石田諒 いしだ・りょう 1986年東京都生まれ。長野県在住。 日本工学院専門学校放送芸術科、法政大学文学部日本文学科卒業。大学で小池昌代の詩の授業を受け、以来、詩を書き始める。 写真、映像による活動も並行して行っている。2024年9月、第一詩集『家の顚末』(思潮社)を刊行。 ❷繰り返し読んでいる詩集 寮美千子編『空が青いから白をえらんだのです ―奈良少年刑務所詩集―』 (新潮文庫 2011年)詳細 奈良少年刑務所で行われていた「社会性涵養プログラム」のなかで少年

      • 【詩】ポエティックうわー:2022年10月

        Twitter眺めてたら詩の講座見つけてうわーってなって スケジュール確認したらぜんぶ参加できるじゃんこれってんで 重ねてうわーってなって なにがなんでも速攻で申し込まなきゃみたいな勢いで うわーってなりながら爆速で必要事項突っ込んで 返ってきた予約完了メールうっとり見つめたわけドライアイで うわー自分この講座参加するんだ うわー緊張するどうしよう うわー 楽しみなんだけどうわー やっちまったなおいっていう半々な感じがしてて 秋から春にかけて長野から東京に通うってんで じゃ

        • 第一詩集『家の顚末』販売会・出版記念トークイベントのお知らせ

          石田諒 第一詩集『家の顚末』の刊行を記念して、長野県佐久市で販売会とトークイベントを開催します。 ※著者のFacebook上で佐久エリアの方向けに先行告知済みのイベントです。9月30日現在、残席わずかとなっております。 開催日:10月13日(日曜)  時間:10:00 - 13:30 14:30 - 17:00     ┗ 販売会 入退場自由     13:30 - 14:30     ┗ トークイベント ※要申込  定員:15名 参加費:無料  場所:TELT(JR小海

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        • 【伊勢たずねて390km】まとめ
          14本

        記事

          第一詩集『家の顚末』 目次と初出

          喉のつかえ(2022年) アスファルトです(2022年)  └第62回 長野県上田市短詩型文学祭 教育委員会賞 伝言(2022年)  └長野県詩集 第55号 作品賞 真鶴(2022年)  └現代詩手帖 2023年9月号 新人欄 選外佳作 お花紙/障子紙(2022年)  └現代詩手帖 2023年10月号 新人欄 選外佳作 家にいるはずの私は帰りたい(2023年)  └望星 2023年10月号 詩味礼賛 選外講評 に、よる懸念(2023年) 勝手口(2023年)

          第一詩集『家の顚末』 目次と初出

          第一詩集『家の顚末』が発売になります

          石田諒 第一詩集『家の顚末』 思潮社の新刊情報に掲載されました! 以下、Amazonと楽天ブックスでも予約注文/購入できます 僕からも直接購入できますので、ご希望の方は街で見つけてお声かけください。(ふだんは山に篭ってますが) 帯文は杉本真維子さん、装幀は二月空さん、印刷製本は藤原印刷さん。 長野に縁の深い方や会社とつくった初めての詩集。 実家での原体験と記憶が多次元で展開する18篇を収録しました。 2023年度「現代詩手帖」新人欄、投稿佳作4篇も今回の詩集で初めて読め

          第一詩集『家の顚末』が発売になります

          【詩】ブルーレイプレーヤーを偲ぶ会

          五月十五日の、夜のことでした。二十年来の付き合いであったブルーレイプレーヤーが息を引き取りました。いつまでも元気に、これからもずっと動きつづけてくれると、信じて疑わなかった私にとって、こんなに残念で悲しいことはありません。 あなたが再生した最後の映像は、森田芳光監督の映画『模倣犯』でした。レンタルのDVDでした。藤井隆さん演じる高井和明が、部屋でコンデンスミルクのチューブを吸いながらイチゴを頬張っているシーンでした。 そこでプチン、と音がしました。直後、テレビの画面が闇へと落

          【詩】ブルーレイプレーヤーを偲ぶ会

          第一詩集刊行のお知らせ。/第一弾

          このたび第一詩集を世に出すこととなりました。 タイトルは『家の顚末(いえのてんまつ)』です。 2020年から2024年にかけて書き揃えた作品を中心に18篇を収録。 現代詩手帖・ココア共和国、投稿作。ほか公募受賞作、など。 装幀は二月空さん。四六版上製96ページ。 思潮社より9月中旬の刊行を予定しています。 楽しみ、ときどき、ちょっぴりこわい。 なにかと落ち着かない夏になりそうです。 ふだんはXアカウントで発信しております。 フォローどうぞよろしく。

          第一詩集刊行のお知らせ。/第一弾

          即興、散文詩。

          「ペリカンたちの狩りの成功率を知っているかい?」渾身の口説き文句を快速列車の通過音にかき消されたタルオは、すべてを低気圧のせいにしてひとり地下街の牛丼屋へと向かうのだった。都会のスズメが毒を持ち、軟弱者の強化ガラス密売人が世界を支配することになった近未来。地球最後のカルタ専門店が看板を下ろした理由とは? いつも電話に出ないのは、本当は電話なんか持っていないからで。むかしむかしのことだよ。ケータイのモックアップ、つまりは実際には使えない見本のおもちゃが一個百円で売っていた。レ

          即興、散文詩。

          2023年度の殴り書きまとめ

          この記事は石田諒のXアカウントへのポストを再構成したものです。 想定外の転職で東京から長野に引っ越して丸8年が経過。 市役所、大学、NPOを非常勤で転々、一時は会社の代表取締役までつとめ、現在は個人事業主。 初の田舎暮らしに翻弄され最初の5年間は詩作どころではなかったが、今年度は複数詩誌への投稿を毎月欠かさず行う呼吸を取り戻すことができた。 この調子! 2021年末に「このままではいけない!」とあせり2022年、文学賞応募マラソンを自分で勝手に開催。 現代詩・小説を中心に

          2023年度の殴り書きまとめ

          自信をもって詩人になるよ。:iitoco!!アドベントカレンダー2023

          ※この記事は長野県佐久市を拠点に無店舗展開中(!?)のコワーキングiitoco!!主催『iitoco!!アドベントカレンダー2023』に参加しています。 さてさて今年も期間最終日を選びました。石田諒です。 佐久に引っ越してから8回目の越冬。時の流れは恐ろしや、というのか。 気づけばiitoco!!界隈・最古参のひとりになっていました。 えーっと、いろんな前置きは昨年の記事をお読みくださいませ。 2022年に試みた文芸マラソンの結果をふまえ、2023年は「現代詩」の領域でプ

          自信をもって詩人になるよ。:iitoco!!アドベントカレンダー2023

          現代詩関連、2つのお知らせ

          ▼『現代詩手帖』新人選評欄での佳作選出 思潮社 #現代詩手帖 2023年9月号の新人選評。 投稿作品『真鶴』を選外佳作に選んでいただきました。 選者のおひとり山田亮太さん、ありがとうございます! ▼第7回「新しい詩の声」優秀賞受賞 今年4月に優秀賞をいただいた第7回「新しい詩の声」(一般社団法人 日本詩人クラブ主催)について、選考の経緯が発表されています。 『詩界通信』103号に受賞者のことば・受賞者略歴が掲載されました。 優秀賞受賞作品『冬への標べ』も公開いたします

          現代詩関連、2つのお知らせ

          心に残っている映画を10本教えてください、と頼まれたときのためのメモ。

          心に残っている映画を10本、挙げてみました。 日本公開日順に並んでいます。 個人的なメモです。 ▼息子日本/松竹/121分 公開:1991年10月12日 監督:山田洋次 出演:三國連太郎、永瀬正敏、和久井映見、田中隆三、原田美枝子 ほか ▼ソナチネ日本/松竹/96分 公開:1993年6月5日 監督:北野武 出演:ビートたけし、国舞亜矢、大杉漣、渡辺哲、寺島進、勝村政信、矢島健一 ほか ▼ファイト・クラブアメリカ/20世紀フォックス/139分 公開:1999年12月11日

          心に残っている映画を10本教えてください、と頼まれたときのためのメモ。

          ショートショート作品『ティラノさん』

           ティラノさんは本当は「平野さん」という名前なのだが、むかし誰かが聞き間違えたせいでティラノさんになった。歳は還暦手前で白髪混じりの真ん中分け。身長は185センチもあるのにひどく痩せていて、いつもヒョロヒョロしている。  ティラノさんはみんなから「ティラノさん」と呼ばれているので、自分は人間でいるよりも恐竜、つまりはティラノサウルスになったほうがいいのではないかと考えるようになった。さて、恐竜になるにはどうすればよいのか。  何度かラジオ番組の人生相談コーナーに応募してみたが

          ショートショート作品『ティラノさん』

          思考の健康診断と文芸の記録:iitoco!!アドベントカレンダー2022

          ※この記事は長野県佐久市を拠点に無店舗展開中のコワーキングiitoco!!主催『iitoco!!アドベントカレンダー2022』に参加しています。 ▼序章 思考の健康診断:自己紹介をフックに今年もまた考えたい「ここち良い生き方」石田諒(いしだりょう)です。 じっくりコトコト煮込みたくて、いちばん締切の遠い最終日にエントリー。 美味しく出来上がったでしょうか。 初めましての方も少なくないはずなので、まずは自己紹介から。 1986年生まれの36歳。出身は東京都世田谷区。 201

          思考の健康診断と文芸の記録:iitoco!!アドベントカレンダー2022

          里山暮らしはタイヘンだ。-アパートを出て中古別荘に移り住んだ30代夫婦の生活プチ不具合リアル雑記-@長野県佐久市

          こんにちは、石田諒です。 2016年4月に長野県佐久市に生活拠点を移しました。 出身は東京都世田谷区、長野に来る直前は文京区民でした。 いわゆる「移住」6年目の2021年8月、佐久市内の里山に建つ中古別荘物件を購入し、夫婦で入居しました。 この記事は別荘定住を初めて9ヵ月が経過したなかでの率直な記録です。2022年5月下旬現在の雑感を、お楽しみください。 個人的な記録のため肝心の基本情報がきっと抜け落ちております。 友人知人に「最近なにしてるの?」と聞かれることがあります

          里山暮らしはタイヘンだ。-アパートを出て中古別荘に移り住んだ30代夫婦の生活プチ不具合リアル雑記-@長野県佐久市