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11月からの年長さん。      「もうすぐ小学生なんだから…」という 声かけと空気感に、とてもストレスを 感じています。004

こんにちは。「このはな療育室」の、さつきです。

11月にはいりました。
年長さんは、小学校にあがるまで、半年をきりましたね。
働かれている保護者の方にとっては、
放課後等デイサービスや、学童保育など
お子さんが放課後を安心安全に過ごすための場所の確保に
動き始めておられるころでしょうか?

幼稚園や、保育園は、秋の運動会が終わり、
これからは、年末にむけた発表会や学芸会の練習が
はじまりますね。
そして、
小学生になるため、
いままでとすこし違った雰囲気やスピードで、
クラスが運営されていくのでは
ないでしょうか。

「小学生になるんだから、自分のことは自分でできるようにね」
「かっこいい小学生になれるように、○○しようね」
といった声かけが、日常のように
聞かれるようになると思います。
卒園式の練習などが始まると、より一層
その空気感は、はりつめたものに
なるでしょう。

それに加え、ご家庭でも
同じような声かけをしてしまうことって、ないでしょうか。

近所の人や、おじいちゃん、おばあちゃんも
「もうすぐ、小学生だね」
「ランドセルは何色にしたの?」
などと、声をかけてくださることも、きっとあるかと
思います。

小学生になる。
新しいことが苦手で、予測をたてづらく、
ルーチンをよりどころとしている、発達障害児にとって、
それは、
まったく未知の世界に足を踏み入れる
人生で初めて経験する、
先のみえない長いトンネルの入り口、
のようなものです。

年長さんの、卒園までのこれからの時期、
どうか、
その不安によりそってあげてください。

年長さんが、年度後半に
大きく自信を失い、状態が不安定になる姿を
時折、見かけるのは、
自分の周りが、一気に知らないトンネルに向かうような
雰囲気に包まれていくからではないでしょうか。

お家が、ゆっくりとやすめる
安らぎの場、でありますように。

そして、保護者の方もご不安を抱えていらっしゃるとき、
頼れる相談者が、手の届くところに存在していますように。


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