最近、わたしの読書体験が変わった件
みなさんは、本をどのようにして読んでいらっしゃいますでしょうか。
と書くと、何を言っているんだこの人は、となってしまいますが、現代において本を読むスタイルは次の2つになるのではないでしょうか。
・紙の本で読む
・電子書籍で読む
電子書籍で読む中でも少なくとも3種類あると思います。
・Amazonのkindleデバイスで読む
・iPhoneやスマホで読む
・iPadやタブレットデバイスで読む
紙の本は装丁、文字を捲る指先の感覚、紙とインクの匂いなど電子書籍にはない温もりと優しさがあります。わたしも特に気に入った本は必ず紙で買うようにしています。ずっと手元に置いておいて、例え手垢が付いてもそれが自分の身に与えられた体験であって、他のものには変え難い快感があります。
一方で、居住環境に必ずしも恵まれない現代の都会生活では、紙の本を収める本棚の設置にも苦労します。本はいつの間にか増え、棚から机の上に、そして床の上に溢れ出してきます。流石に収拾がつかないので紙の本を諦めて電子書籍に統一した方も多いのではないでしょうか。
電子書籍と一口に言っても、Amazonもあればhontoもありますし、紀伊國屋のkinoppyもあります。電子書籍を収めるデバイスも世の中には溢れていて、どのサービスを使ってどのデバイスで本を読めばいいのか、それこそ人それぞれ、人によっては複数のサービスやデバイスを利用されている方も多いのではないでしょうか(わたしもAmazonとhontoを使っていますし、kindle paperwhiteやiPadで読書しています)。
このように、どの読書体験も一長一短あって、大体の人がそれぞれ組み合わせながら本を読んでいるのが実際のところではないでしょうか。家の書斎で腰を落ち着けて読むときは紙の本、電車の中で時間を潰すために読む漫画は電子書籍をiPhoneで、雑誌はカラフルな写真が鮮やかに見えるタブレットで、という読み方はもはや一般的と言っても良いでしょう。
そんな中、わたしは新たな読書体験を見つけてしまいました。もしかすると、すでにそういう読書をしておられる方はいらっしゃるかもしれなくて、取り立てて文章に残すようなものではないのかもしれませんが、この数週間、この読み方が気に入ってしまって、なかなか元の読書に戻ることができないほど快適なのです。
それは、45インチ4Kモニタ、Apple TV、iPadを使う方法です。
・まず、Apple TVをモニタに繋げます。
・次に、iPhoneやiPadでkindelを開きます(hontoのリーダでもなんでもお使いの読書アプリでOK)
・iPhoneやiPadの「画面ミラーリング」機能を使って、Apple TVに画面を写します。
・読書アプリの文字を中から大にします。
これだけで、45インチのモニタに本が表示されます。最近のモニタは品質が良くて、文字が大きく美しく表示されます。特に4KモニタとApple TVの組み合わせは素晴らしく、老眼が進んだわたしでも、疲れることもあまりなく、快適に読書することができます。ページめくりは手元のiPhoneなり、iPadでやれば良いのです。
元々モニタとApple TVはAmazonプライムやNetflixでドラマや映画を観るために導入したのですが、今ではドラマや映画を観る時間よりも電子書籍で読書をする時間の方が長いくらいです。ちょっとドラマや映画など映像作品に飽きた方や、小さな画面で電子書籍を読むことに疲れている方がいらっしゃいましたら、騙されたと思って一度やってみてはいかがでしょうか。最近ではテレビも4Kは当たり前、6K、8Kという時代ですから、テレビでも同様のことができると思います。
美しいフォントによる大画面の読書体験は、きっとみなさんの読書生活をさらに豊かに、幸せなものにしてくれるに違いありません。
報告は以上です。
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