遠きに行くは必ず邇きよりす
ハイキュー武田一鉄先生の名言
ハイキュー(バレーボールマンガ)の武田一鉄先生が、ひなたへ言った名言「遠きに行くは必ず邇きよりす 」
意味は、なにかを成すには一歩一歩順を追って進まねばならないである。ハイキューの中で数々の名言がある中で、気に入った名言の1つである。
順を追っていく重要性
スポーツでもビジネスでも、その道をきわめるには、まずは土台となる基礎固めが重要である。運動神経のよさ、たぐいまれな頭のキレなどとびぬけた天才はいるものの、基礎を習得するのが極端に早いか、基礎がそもそもできているうえで、圧倒的なパフォーマンスを発揮していることを忘れてはならない。まして凡人が基礎を飛ばして、一気に偉業を成し遂げられるわけでもない為、順を追ってその道をきわめていく必要がある。
ビジネスでの罠
ビジネスに的を絞ってみると、OJTや人材育成という名のもとに、いきなり大きなプロジェクトに抜擢されてしまい、その道の基礎を学ぶ暇もなく、多くの人に支えられて、プロジェクトが成功してしまう場合がある。その偉業を成し遂げた後、すべて自分の力であると勘違いし、次なる大きなステップへそのまま進んでしまってしまうことがある。これは、チームの実力があって成功したのであって、必ずしも個人のビジネス基礎力や応用力がすべてそろっていたわけではないことは認識すべきである。それに気付かないまま地位だけが上がり、目の前のタスクに忙殺され、チームに恵まれなくなった瞬間に結果を出せなくなってしまうことに陥りかねない。
自分と常に向き合い学び続ける
仕事で大きなことを成し遂げ、地位が上がっても、常に自分自身の実力を測定し続けることは非常に重要である。仕事の成果と自分の実力はある程度切り離して考え、自分に不足するところは常に学ぶ必要を感じる。自分が成し遂げたいことにおける基礎力は何かを認識し、順を追って学び続けることで、自分の実力とチームの実力に大きなシナジーが起き、想像もできないような大きなことが成し遂げられるかもしれない。
まずは自分が着実に積み上げることを継続することこそ、偉業への近道